別の人の彼女になってないよ
昨年大ヒットした、wacciの「別の人の彼女になったよ」。
この曲には非常に心を打たれた。
まず、タイトル。
「別の人の彼女になったよ」て…
なんて回りくどい!!!!
シンプルに、「新しい彼氏できたよ」
「あなた以外の人と付き合ったよ」って言うて!
だがしかし、日本語ならではの回りくどさがエモい。
「新しい彼氏できたよ」じゃ単純明快すぎるねん。
「あなた以外の彼氏ができたよ」じゃストレートすぎるねん。
「別の人の彼女になった」つまり「もうあなたの彼女ではない」。
むっず。日本語むっず。
この回りくどさになんとも言えぬエモさ切なさを感じる。
この複雑な感じが、複雑な感情をうまく表現してるよね。
しかしこの曲は賛否両論であるという。
なぜなら、
「新しく彼氏ができたのに、
元彼であるあなたと比べてあなたに会いたくなってしまっている」
という趣旨だから。
でもこれって、すっごいわからない?
「今彼と元彼比べるとか最低」「こんな女最悪」
「今彼からしたらたまったもんじゃない」
ってことらしいけど、
そりゃぁそうなんだけど、頭じゃわかってるけど、
みんなそんな正しく美しく生きてる?ほんとに?
恋愛って、もっとずるくて、複雑で、
頭でわかっててもコントロールできないもんやと思うねん。
少なくとも私にとってはそう。
だから私はすっごい共感しちゃったよね~~~~~~
ほら私って思い出に浸っちゃうタイプなもんで。(知らんがな)
自分がされたら嫌だし、したくないんだけど、
でもさ~~恋愛ってわかってても抑えられないってもんやん?(誰)
この曲、昨年は何回も聴いて、
秋の雰囲気と相まって、夕方の帰り道に聴いてて泣きながら帰ったりしたよね。
これから出会う人とはあなたみたいに喧嘩したり、
しょうもないことで笑いあったり将来についてアツく語ったりできないんだろうなって思ったから。
だけどさ。
全部杞憂だったわ。
なぜかって、結局
「別の人の彼女」になれんかったから(爆)
「別の彼氏」が現れてないから、
「だからもう会えないや」なんてこともない。
ぜんっぜん会えるねん。会っていいねん。
だから今聴いてもなんとも思わん。
冷静になったいま、
これ聴いて泣くって浸りすぎでしょ~!
どんだけ〜!(ん?)
とちょっと引いちゃう自分がいるよね。
あははははー(棒)
はやくこの曲みたいに、
「あなたも早くなってね 別の人の彼氏に」って言いたいもんですな!
あ~せつね~
(いろんな意味で)