自己憐憫の何が悪い? 悪いことなの? いいえ、悪いことではありません。
自己憐憫は悪いことなの?
サヨナラ・モンスターの取り組みの中で、自己憐憫を悪いことだと思い込んでいることで、自分の感情を感じることが出来ない人もいます。
自己憐憫自体は、悪いことではありません。悪いことに繋がってしまう場合はあると思いますが、自己憐憫自体が悪いと言う意味ではありません。これについては、「自己憐憫からの脱出(克服): 自分が可哀想で泣く時は大チャンス!自己憐憫という感情を感じるあなたは温かい心の持ち主で優しい人! Kindle版」の第1章や第3章を読んでみて下さい。ここに大切なことを書いています。
自己憐憫は通過点(成長のプロセス)
自己憐憫はダメ!、、、と、一部の人が言ったことを鵜呑みにして自分に当て嵌めたり、右ならえな人たちの言葉を鵜呑みにして自己否定をするよりも、自己憐憫にある(自分にとって)良いところを見つけて、それを自分の「健全な目的」に繋げていくと良いのです。そうすれば、「自己憐憫は通過点(成長のプロセス)」ですから、心が成長すれば、自然と手放すことが出来る日が来ます。どんな感情も大切です。
憐憫の感情は温かいもの
そして、虐待者や加害者になるのはとても簡単です。憐憫の感情を無くせば良いのです。そうすると虐待者や加害者に近づくことが出来ます。自己憐憫を無くせば自虐が上手になります。更に自虐を隠すことも上手になります。こうして歪んでいくのです。どんな感情でも自分の感情なのですから感じる勇気が大切です。
”「皮肉」と「憐憫」とは、ふたりのよい助言者である。
前者は微笑みながら人生を愛すべきものにし、
後者は涙を浮かべて人生を神聖なものにする。”
「断片」から
(フランスの詩人・小説家・批評家・アナトール・フランス)
自分に憐憫を感じる人は、大切な人にも憐憫の感情を感じることが出来ます。
自分を大切に出来ない人は、他人のことも大切に出来ません(フリは出来る)。自分を虐待している人は他人や動物を虐待します。自分に憐憫を感じる人は他人にも憐憫を感じることが出来るようになります。それは人間的に質が上がるということです。いい加減、フリ、偽物はやめよう。
自己憐憫は他者憐憫のためのトレーニングにもなります。
横書き版(ペーパーバックもあります)
縦書き版(ペーパーバックもあります)
自己憐憫がうざい
自己憐憫を感じている人のことをうざいと思っている人もいます。それもその人の気持ちなので大切なことです。なので、嫌なものには近寄らずに離れれば解決です。
自己憐憫がプラスになる人もいますし、マイナスになる人もいます。これは人それぞれ違うことなので、お互いに違いを認めて、合わないものから離れれば良いだけです。距離感が近いと争いの原因になることもありますので、嫌なら離れる、それが一番大切だと思います。