「あ、そうなんだ」と健常者にさりげなく気づいてもらえば。
実はずーっと、ですね。
考えていました。色々と検索もかけたし、ノベルティ作るところとかも回りまくったし、散々、そう、散々頭を、今も悩ませています。
おそらく永遠に終わらないし、永遠に解決はできない。
精神疾患、妊婦(お腹が膨らんでない)、老人…。
見た目で健常者とまったく区別のつかない人たちがかなり多いのが、私にとってはかなり頭を悩ませていたことでした。
他人だから放っておけばいいんじゃない?
そうは思っていても、明日は我が身、という言葉もあります。
私は、いつかの私のためでもあり、そして、いつかの誰かのため、今の困っている、「外側に向けて声を出せない」人の、なにか手助けができないだろうかと、考えていました。
自分は疾患者であると堂々と印刷されたシャツを着ている人を見て、そんな元気すらない人はどうすればいいんだろうと、悩みました。
思い付いた経緯を言いますと、いわゆるオタ活をしていた私はコロナ前は、当たったイベントのために遠征をしていました。少ない賃金をやりくりし、夜行バスで疲労困憊になりながら、約12時間かけて東京に行っていたわけです。
人混みに入ると当たり前ですがビビりが発動していましたし、たくさんの人が乗る電車では気絶しそうなほど緊張を強いられました。
好きな作品のイベントために我慢して、泊まるカプセルホテルに向かう電車の中で、ふいに私は、ふっ、と思ってしまったのです。
ここで私、失神したらどうなるんだろう?
当たり前ですけど、騒ぎになりますよね。でも、ここは東京で、私のかかりつけの病院はありません。精神疾患のせいで倒れたなんて、誰も気づかない。
まして。
大声でのお喋りや雑音でストレスが過多になっての転倒など。
この場所には知り合いもいなければ、理解してくれる人もいない。身を守れるのは自分しかいないのだ。
そう思った時に、鞄などにつけていて、さりげなく、
「自分はこういう状態なので」
と外部に向けて発信できればと思いました。
さりげなく。
ここ重要です。
妊婦さんも、ご老人も、ヘルプマークやマタニティマークをつけていても、
「席は譲らなくても大丈夫」
という方とかがアプローチを、さりげなく周囲に伝えるだけで、
「あ、そうなんだ」
と、気づいてもらえる。そんなものがあればと思ったのです。
これには当たり前ですが、リサーチが必要ですが、残念ですが私も含めてかなりの数の方が隠れていて、調べようがない!
そのうえ、全員が、同じことで困っているわけではない、というのがありました。
同じ疾患者の友人は、いい考えだが自分が疾患者と周囲に知られたくないと言っており、その心中も理解できました。なにせ、健常者の想像力をもってしても、この言い様のない苦しみは理解しがたいものだと考えたからです。理解して欲しいですが、なってみなければわからず、また、誰1人同じ苦しみではない。
こんなものをどうすればと必死に考えました。
人間は視界から入る情報を一番最初に理解するため、つけやすいイラストを描かれるイラストレーターさんをネットで探しました。
現時点では、その方に打診はしていますし、その方も依頼としては引き受けたいと快く言ってくださって、ありがたい限りです。
しかし、ここで問題があります。
アイテムを作るのも、イラストレーターさんにイラストを描いてもらうのにもお金がかかる!
特に、個別対応しなければならないのが前提である以上、クラファンまでもっていくようなものを作らねばなりません。
その第一段階として、
「隠したい」
という友人に提案したもの、そして、すべてに当てはまるものを作ることを目標とすることにしました。
販売形式は、ミンネさんでやると思いますが、その際はここでお知らせしようと思います。
屋号もないので考えねばなあ、とも思ってます。
これは疾患者や様々な方のためでもありますが、一番は
健常者の方のため、
でもあります。
知っていれば、ああしたのに。
「あ、そうなんだ」と気づけば心の中で、さりげなくできること。
それが大切だと思ったからです。
どちらもが気まずい思いをせずに、うまく、さりげなくできること。
もちろん悪用する人も出てきたり、中傷する人間も出てくるのは考慮しています。
健常者の知人は、
「ないよりはあったほうが助かる」
そう言っていて、互いのストレスを少しでも減らせればと思い、今後、お金を貯めてとにかく実物化を目指します。
望んだ効果は得られないと思いますが、そのあとにクラファンに繋げて、イラストレーターさんに妊婦さん用、疾患者用などと多岐にわかるイラストを依頼する資金や、アイテムを作るための資金集めのためにも、ここでストップさせずに進めるためにも、記しておきます。
もしよければ、こんなことで困っているなど意見をいただければと思います。私の想像力も限界があるので…。
まだ一歩も踏み出せていませんが、踏み出すためにも、応援いただければと思います。
進捗があればまた、記します。
あ、ちなみにこれ、花粉症ですとか、アレルギー持ちですとかにも対応できるようになればなあっていう、儲けとか特に考えてないものなので。
優先度が最初に記載したような方々ってだけなのです。具体的なこと書かないのは、まだ形にできていないからです。
私よりうまく作れる方がいるなら、喜んで道をお譲りしますし!
そしてこれ、屋号ついて形になるまでは「さりげな」マガジンに突っ込んでおきます。(名前がダサいのはご容赦を…!)
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