並行現実移動しちゃったかと思った話と匿名Mの世界観に真理を見る

高校時代以降、ずっと親友と思ってる友人が最近の夢に連日出てきて…。
彼女が夢に登場すること自体は珍しくないのだが、二人で話し込んでる状況の夢が連続したので、気になってこっちの現実(起きてからの現実)で連絡を取ってみた。

彼女との関係は、お互いに「存在してる」ことを当たり前に思ってるというか、何年会ってなくても「それでさぁ、」とまるで昨日までの続きから話せる間柄なのと、それぞれが表層的にはまったく異なる方向で人生経験を積んでいってるので、日常的に連絡をとるということがまるでない。

あ、ちなみに、noteのプロフィールに設定してるこの記事(「新しい幕の、はじまり、はじまり~!」)で登場する親友というのが彼女である。

リアルで会ったのは何年前だろうか。2018年かな。
今は決して遠くで暮らしてるわけではないし、お互いに会おうと思えば会えるのだが「そのうちね!」と言ってる間にそのまま流れてるような状況。
ごくたまにメッセージはやりとりしてたが、こうして電話で話したのも何年ぶりかだったのかもしれない。

その彼女が、私の想定内にない発展を遂げていた。
いや、キーワードは何年か前の近況報告のやりとりでちらっと出てたのだが……それをあまく見ていたというか、一般レベルの状況にとどめていたというか、私の発想になかったのだ……現在彼女が何に情熱を傾け、実行しているのかということが。

詳細は省くが、友人はそれ以前には(本人も)想像がつかなかったような分野の趣味を数年前から持ち、なんとその大会で初挑戦なのに好成績をおさめ、今年からはプロにまでなっていた。今は夏の大会に向けてトレーニングしてる最中だという。

さらには、それに合わせて外見まで著しい変貌を遂げており、私はただただ面白くて、爆笑しながら新しい世界の話を聞いていた。その分野の中での常識だの、用語だの、価値観だのの諸々を!
「これってどんな世界線!?」

……自分の親友がこんなに面白い変化を遂げる世界があるなんて、夢にも思わなかった(それまでも、友人は私にとってとても面白い人間ではあったのだが)。あまりに想定外すぎて、
「一体、私はどんな並行現実に移動してしまったの!?」
と、本気で思った。笑いすぎて涙を流しながら長電話していた。
もちろん他の近況報告も、お互いにしながら。

自分の現実を「知る」ときに、周囲の状況の変化で「あ、こんなに違う現実にもういるんだ」と認識することがある。数年前からそれが著しい。
今までの「自分の現実のシナリオライターとしての自己」の発想外の概念、友人たちの思いがけない状況が「なんだかとんでもない世界にいるんだ」ということを私に認識させてくれる。自分自身の思い描く可能性は表層で自分がわかっている以上の、途方もない広がりを含んでいるんだって。

親友とのそんな体験をする前日、ちょうど私はこの曲に出会ってはまっていた。楽曲としてだけでなく、あえて音楽ビデオとして購入したくらい、MV含めた全体が好き。
私は流行やブームに疎いので、この曲が出てからちょうど1年経っているようだ。だから、知っている人がとても多い曲だと思う。

●匿名M feat. 初音ミク・ARuFa - ピノキオピー

私は普段ボカロが好きということはなく、音楽は好きだがジャンルとしてはヒップホップ(アメリカのラップ音楽とR&B)にどっぷりな者だ。
なので、こういった音楽を聴くのは極めて珍しいと言える。
ただ、以前からARuFaさんを尊敬していて、彼は天才(奇才)だなぁ……と思っていたので、頻度としては本当に気まぐれでごくたまーにではあるけれどARuFaさんの動向をネット上でチェックすることがあった。

それで今回もARuFaさん経由でこの曲に辿り着き、この曲の世界観にはまってしまったのだった。
まず、音楽ソフトにインタビューしてるという構造が私の心にクリティカルヒットして……というのも常々、私はこの世は「ヴァーチャル・リアリティー」というのに近い見方を持っており、それを意識の構造と絡めてこのnoteのたくさんの記事やライブ配信で説明したりもしている。

そういった世界観を持ってる者としては、この曲内で「匿名M」こと、音楽ソフトの初音ミクがインタビューに答えてる構造に思うところあり、何度も繰り返し聴いていると自分の意識の中のまだ「真実を錯覚してる部分」「この世の幻想に入り込んでる部分」がクリアーになっていく感覚をおぼえた。

トラックもメロディーラインも美しく、ダンサブルでもあり入り込みやすいのだが、インタビュアー役がARuFaさんなのが最高! 彼にしか、この役割はできないだろう。
ARuFaさんはとても聞きやすい、爽やかで親しみやすい声なのに、対象へのほどよく突き放したそっけなさがにじみ出てるあの感じ。また、ARuFaさん自身歌ったり音楽を作ったりしてるので、リズム感も抜群で、それが楽曲にとても合っている。
もちろん全体を作っているピノキオピーさんは超絶すごい。

曲中で私がとても好きなフレーズを引用すると(いずれも匿名Mこと音楽ソフトのミクちゃんのセリフ。詳しくは聴いて確かめてね)、
「人間じゃないので」
「命の無い私に、あなたはどんなイメージを着せる?」
「(人間に対して)存在しててウケますね」
「存在してない側からすると、ギャグかなって思ってます」
「まぁ、全部、言わされてるんですけど」
「なんにもなかった私に、沢山の思い出が詰まってる」
「すべてが不思議です」

……これらはね、私からすると自分だけの「個人の私」と思ってる存在の、つまり、この現実を「ゲーム」と捉えたときに「ゲーム内のキャラクターと思い込んでる私」の、真理を伝えてると感じるんです。
何が現実かという構造で言うと、私たちの「この世」は架空で、霊的存在としての自己がゲームのプレイヤー。ある言い方をすれば命のない私が、命のある存在に命を吹き込まれて、存在してるように振舞ってる。
本当の情報の「ありか」はここではないけれど、あたかもこの自己に宿っているかのように、私たちはここに託して体験している……。
その意味で、私たちの「別々の個人と思ってる自己」はミクちゃんとあまり変わらない。
(何を言ってるかよくわからない人は、私の他のnote記事とかライブ配信のアーカイブを聴いて!)

まぁ、私の使ってる「個の私のキャラクター」はミクちゃんほど健気なことは言わなそうだが。

真理に心を向けつつ、現実感がシャッフルされる感覚、
いよいよ、自分の表層の発想を超えた現実が形を持って進行してる感覚!

久々に親友の近況を知ったこと(私の現実にそれを現わしたこと)と、この「匿名M」の楽曲が、今の私の意識変化を促して……というか、新たなステージを自覚させてくれたようだ。

【翌日(2月20日)のライブ配信でこの題材を取り上げ、意識の構造や霊的観点を解説しました。】
★「メタフィクションを地でいくスピリチュアルな理解」

☆ライブのアーカイブはYouTube「地球生活ひと休みカフェ」で聴けます☆


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