「弊社のお客さまを紹介したい」には気を付けろ
これから事業を始める人、士業でこれから独立する人へ【ひよこ喰わない】noteをお届けします。
事業を始めた後、一本の電話がかかってきます。
「○○さんのホームページを拝見しました」
「弊社のお客さまで困っている企業がありまして、ぜひ御社のことを紹介させていただきたい」と。
え?紹介?
お客さん紹介していくれるの?
ヤッター!!
と、思うのはまだ早いです。
その後、こんな風に話が進んでいきます。
「弊社で○○というサービスがありまして、サービスのユーザーさんなんです」
「サービスへのご相談と合わせて、御社の案件になるような内容もご相談いただくことが多いのです」
「弊社のサービスを導入していただいたら、お客さまを紹介できるのですがいかがですか?」
┃抱き合わせ紹介商法
はい、今日のテーマは【抱き合わせ紹介商法】です。
抱き合わせ紹介商法にはいくつかのパターンがあるのですが今日はその一つをご紹介します。
┃うちのサービスに登録してください
私は、士業事務所を経営しているのですが、そこへ「福利厚生サービスを提供している会社」から電話がありました。
「福利厚生サービスを企業へ提供する中で企業から士業の先生の紹介依頼を受けることがある」
「そこで、士業の先生の紹介も福利厚生サービスとして展開したい」
「ついては、貴事務所を弊社のwebサイトに登録させてもらえないか」
「既に○千社の登録企業があるので問い合わせが多く入ると思う」
ということを言ってきます。
そこで
うおー、受けきれないくらい仕事来ちゃったらどうしようーー!!
と、思わないでください。まだ先があります。
「webサイトへの登録料なんですが・・・」
(え?紹介してくださいって連絡してきたのにお金とるの?)
「月額4万円で2年契約となります」
「2年間だけ登録料を払ってもらえればその後は費用はいただきません」
「その後は、弊社から紹介をしても費用はかかりません」
はい、もうお分かりかと思いますが「紹介する」「紹介してもらえる」保証はどこにもない、ということですね。
その上、【4万円×24箇月】の費用だけが確定することになります。
もしかしたら、登録してしばらくは何社かの見積り依頼くらいは来るかもしれませんね。
2年が過ぎた後、紹介や問い合わせが来るかどうかはわかりません。
┃まとめ
「お仕事を紹介したい」という言葉に舞い上がるな!
知らないところからいきなり電話で良い紹介をもらえると思うな!
この2つをお伝えして今回は、終わりにしたいと思います。
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