「弊社のお客さまを紹介したい」には気を付けろ~その2~
これから事業を始める人、士業でこれから独立する人へ【ひよこ喰わない】noteをお届けします。
事業を始めた後、一本の電話がかかってきます。
「○○さんのホームページを拝見しました」
「弊社のお客さまで困っている企業がありまして、ぜひ御社のことを紹介させていただきたい」と。
え?紹介?
お客さん紹介していくれるの?
ヤッター!!
あれ?この前と同じ展開?と感じるでしょう。
→この前のこと
「ご紹介をするにあたり、一度お会いしたので訪問したいのですがよろしいですか?」
と言われたので話を聞いてみることにしました。
┃抱き合わせ紹介商法~その2~
【抱き合わせ紹介商法】は、以前ご紹介したパターンの他にもあります。
今回は、「うちの商品買ってくれたら」パターンです。
┃サーバー等のOA機器のリース販売との抱き合わせ
「お客さまを紹介したい」と電話してきた会社の本業は、OA機器販売の会社でした。
「弊社は、OA機器を販売しており、サーバーやUTMなどを販売しています」
「企業のサポートをする中で、企業から士業の先生の紹介依頼を受けることがある」
「そこで、士業の先生の紹介もサービスとして展開したい」
「ついては、貴事務所を紹介させてもらいたい」
「既に○千社の登録企業があるので問い合わせが多く入ると思う」
ということを言ってきます。
そこで
うおー、受けきれないくらい仕事来ちゃったらどうしようーー!!
・・・やっぱり、前と同じ展開。。。
「紹介をするにあたり、先生にもぜひ、弊社の商品を購入してほしいのです。」
え?なにを買うって?
「例えば月4万円のリースを組んでいただいた場合でも先生の実質負担はゼロです」
以下、こんな仕組み→
月4万円のリース契約→4万円値引き
月2万円の顧問契約を締結→2万円値引き▼
>月2万円をOA機器の会社に支払う
月4万円の顧問契約を締結→値引きなし▼
>月4万円をOA機器の会社に支払う
「こんな仕組みだから、先生に負担していただく必要はないんです!」
おぉ!無料でサーバーを導入できるようなもんか?!
なんか得な気がする!
「しかも、月額顧問が4万円を越えたら越えた部分はすべて先生のものです!」
おぉ!利益でちゃうじゃないか!
この前の話とはぜんぜんちがうじゃないか!
ん?でも待てよ?
ちょうどトントン4万円の顧問契約なら4万円分タダ働きってことか?
はい、もうおわかりの通りこれが【抱き合わせ紹介商法~その2~】のカラクリですね。
4万円トントンのところで紹介が止まれば得をするのは誰でしょう?
こんな風に声をかけているのは一ヶ所だけのはずないですからね。
┃まとめ
「お仕事を紹介したい」という言葉にイチイチ舞い上がるな!
知らないところからいきなり電話で良い紹介をもらえると思うな!
今回もこの2つをお伝えして今回は、終わりにしたいと思います。
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