やさしい日本語講座@日本ITビジネスカレッジ開催しました。
こんにちは、瀬戸内市国際交流推進協議会 事務局員兼多文化共生マネージャー 三木です。
今日は、3月に開催した『やさしい日本語講座』のご報告です。
『日本ITビジネスカレッジ(以下、JIBC)』様からご依頼をいただき、令和5年3月28日に開催しました。この学校は当市の南東部にある専門学校です。
廃校となった旧玉津小学校の校舎を再利用し開校したのが6年前。4年前には1期生が卒業。以来毎年30名ほどの卒業生を輩出しています。
さて、このJIBCでなぜ『やさしい日本語』が必要とされているのか?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
というのも、実はこのJIBC、学生の90%が外国人なのです。ベトナム・インドネシア・中国・ミャンマー・インド・イスラエルなど、多様なバックグラウンドを持つ学生たちが、ITや介護、また日本語を学んでいます。
開催のきっかけは、JIBCの事務を担う先生の困り事でした。学生の相談に乗っていて、自分の伝えたいことがなかなか伝わらず、困ることがよくある、とのことでした。
今回は『学校』『留学』に関係する用語を多く取り上げました。また、学校で必ずお目にかかる『お知らせ』をやさしい日本語にする、という問題にも挑戦していただきました。
JIBCではSNSの活用が進んでおり、授業変更などのお知らせをSNS上で行っているからです。
「お知らせしても学生から反応がない…。」
「持ち物の連絡が行き届かず、忘れ物が多い。」
このようなお悩みは、もしかしたら『やさしい日本語』で解決できるかもしれないと考え、演習問題を作成しました。
ここで、実際に講座で取り組んだ問題をひとつご紹介しましょう。
免除とはどういうことか、証明とは何なのか。提出とは、そして必須とは。
途中、瀬戸内市国際交流員 メリッサさんとのワークも交えながら、楽しく学びました。
後日、JIBCのお知らせを見る機会がありました。講座で学んだことを活かした文章になっているのを見て、とても嬉しかったです。学生からの『いいね!』も付いていました。
当協議会では、今後のこのような出前講座を積極的に行って参りたいと考えております。
やさしい日本語を使ってみたいけどよくわからない…とか、どんなことに気を付ければいいか知りたい、など、ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしております!
(事務局員兼多文化共生マネージャー 三木 拝)
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