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マスク着用の判断は誰がする?

ゴールデンウイーク明け、珍しくというか久しぶりに夜の会食が続きました。同窓会の打ち合わせを兼ねたものや、退職慰労会、熊本に工場のある某企業の社長さんとの会食等々。街を歩いていると、一時期に比べれば、賑わいを取り戻しつつあるようです。街を歩く人たちのほとんどは、まだマスクを着用しています。私もその一人です。

新型コロナウイルス感染拡大初期には、未知のウイルスということもあり、パニックに近い状態から始まりました。実際に多くの人が健康を害し、後遺症に苦しみ、命が奪われています。2年半が経過してもなお、変異を続けるウイルスとの闘いは続き、マスクの着用や三密回避など慎重な対応が続いてきました。命や健康を最優先とする判断は正しいと思います。

ここにきて、マスク屋外不要論が言及されるようになってきました。これまでマスクの着用に関しては、電車内や店内などでトラブルも起きているようです。また、飛行機内での着用については、裁判で争う事態にも至っています。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6426361
東京医師会の会長などは見直しを主張し、岸田総理はまだ慎重な立場のようです。そして小池都知事は国が指針を示すよう求めています。

ネット上ではさまざまな情報が錯綜しており、「国の方針に従った方が無難」と考える気持ちもわかりますが、もうそろそろマスクの着用くらい、自分で考え、判断するようにしてもいいのではと思っています。暑くて、熱中症を起こしそうなときは外せばいいし、屋外で他者との距離が保てる状況にあり、接触の可能性が低いときも外していい。そして、幼い子どもの着脱に関しては保護者が状況を見ながら判断する。

災害や感染症のような緊急事態に、日本人の規範意識の高さや統一的な行動は、諸外国から称賛されることが多いようです。私もそのことは誇りとしていいと思っています。ただ、国の指針がなければ、マスクの着脱すら自分で判断しなくなる、何でも国の方針を待って行動する、そのことに慣れてしまうのは怖いような気もしています。

先ほどの記事によれば、政府は昨年6月の指針で「マスク着用は緩和済み」との立場。
そろそろ自分で判断してみませんか。


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