鼻吸いクリア!
ようやく、ようやく、息子の鼻吸いができるようになった。
赤ちゃんは、自分で鼻をかむことができない。
その上、鼻の粘膜が敏感で鼻水は出やすい。
ずびずびしてても自分ではどうにもできない、難儀な生き物なのである。
そこで登場するのが、鼻吸い器。
大人が、赤ちゃんの鼻水をとってあげるもの。
しかし私はこれをどうも上手く使えなかった。
ここのところ息子が風邪気味で鼻水ダラダラ、寝苦しそうにしていて心苦しかった。
病院にも行き、薬も貰ったけど、すぐ鼻水は止まったりしない。
そこで、鼻吸いに挑戦。
しかし、あまり取れない。
そんなものなのかな、と思っていたある日、夫が鼻吸い器を手に取り、息子に使い始めた。
ズゾッ ズゾゾッ ズゾゾゾゾッ
えっそんな力強く吸う?と若干引き気味で見ていたのだが、まぁ取れる取れる!
容器の中に明らかに鼻水が溜まっていた。
こんなに取れるものなのか!
複数で育児するのは本当に大事である。
ひとりだと、アホみたいな見落としに気づかなかったりする。
私は吸う力が控えめすぎたのだ。
そうと分かればと張り切って私もチャレンジしてみた。
取れるものなんだと分かると全然意識が違う。
しかし、息子の抵抗が大きい。
体をひねって、手で押しのけて、チューブを引っ張って、顔をジタバタ仰け反らせて、あらん限りの力で抵抗する。
夫は一人でも押さえつけられるようなのだが、私ひとりだとかなりきつい。
しかも無茶苦茶泣かれる。
心が折れそうである……。
そんなとき、こちらのサイトで病児保育の方が実践している体の押さえ方を知った。
えーっと、足で……とやってみると、なるほど顔が固定できる!
じゅるじゅる、じゅるじゅるじゅる!
取れる……!
取れるぞ……!!!!!
おかげで昨夜も今朝も、息子の鼻をすっきりさせることができた。
鼻を吸っている間、虐待の疑いで通報されるのではないかとヒヤヒヤするほど息子は泣く。
普段概ね機嫌が良いので心に堪えるが、しかしこれは、息子のためなのである。
押さえつけるのもちょっと可哀想だが、予防接種と同じようなものだし、気管支炎にまでこの前発展したんだから躊躇していられない。
実際、ギャンギャン泣いていた息子も終わるとすっきりしてかスッと泣き止む。
本当に、本当に、出来るようになってよかった。
ネット上の育児情報は混乱することも多いので、なるべく本やプロに頼っていたが、今回はネットに本当に助けられた。
また、夫が手本を見せてくれてとてもありがたかった。あやうくずっと出来ないまま過ごすところだった。
大きくなるまでは、息子の鼻の平和を夫と二人で守ろうと思う。
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