最近出会った素敵ノンアルコールドリンク「キンダープンシュ」
それと私は、オクトーバーフェストで出会った。
キンダープンシュ。
こいつはすごい。
ちびちび飲みながら夜通し気のおけない仲間としゃべり倒す時の味がする。
ホットが、良い。
右手にあるのがキンダープンシュ
チラシには「ドイツのノンアルコールドリンク」とだけ書いてあったが、味はホットワインにシナモンやクローブを入れた感じ。
おそらく二種類くらい混ざった果実ジュースに、複数のスパイスが入っていて、甘くも奥行きと刺激があり、なんともほっとする味だ。
美味しい。
ノンアルコールなのに、なぜか酔った気分になる。
スパイスのせいか、体も温まってくる。
これからの季節に絶対いい。単調じゃない味がいい。毎日近所で販売してくれないだろうか。めちゃくちゃ買う。
と、検索したら、KIRINの「世界のkitchenから」シリーズで出ていた。見かけたら試してみようかな。
なお、レシピをいくつか見た感じだと、料理が苦手な私からすると面倒なやつであった。
いや、煮込むだけなんだけど……なんとなく……。
私が飲んだものは言われてみれば紅茶?+果実ジュース2種+スパイス3種以上という感じだったので結構色々入っているように思う。
素材を用意するのと、子どもが目の離せない年齢で煮込み料理をしている余裕がないのだ。
というのは全部言い訳だが、「日常的に手軽に飲めないノンアルコールドリンク」に出会えてとても嬉しかった。お店では、できたらこういうノンアルコールを飲みたい。
最近色んな方がノンアルコールドリンクについて話題にしている。私は一滴も酒を飲めないので、お店にノンアルコールドリンクがあると嬉しい。
今回のオクトーバーフェストだって、お酒を飲むお祭りだけれど屋台形式だから私のような下戸でも存在していられる。いつも楽しくソーセージやザワークラウト、ミートローフなどをつついている。今回はこれまではほとんど無かったノンアルコールドリンクが増えていて嬉しかった。タピオカドリンクが多かったが。時代かな。
ただ確かに、ノンアルコールドリンクを増やしたところでBARなど元々お酒の場所というイメージが強い所に客足が増えるかというと微妙な気がする。
すでに我々下戸にはお呼びでない空間、というイメージなのだ。
ノンアルコールドリンクオンリーのBARがあったら行ってみたいと思う。結局、同調圧力の問題なのかもしれない。飲めない自分に引け目を感じているし、酔った人の大きな声、理性が鈍っている感じ、いつもとは違う姿が、少し苦手だ。翌日まで影響が出ていると愚かにすら感じる。
そしてそんな自分の感覚を心の隅で恥じていたりもする。
ジューススタンド、タピオカドリンク専門店の、より大人向け夜バージョンみたいな。どうだろう。でも一店あれば充分そうだな……メイン層がわからない。既にノンアルコール専門で始めたBARも結局アルコールを扱うようになったようだ。興行としてはわからない。
と思ったらやってらっしゃる方がいて驚いた!
ノンアルコールドリンクは新規顧客獲得というより、既存客の平和な飲み方に寄与するかもしれない。
今後は、酔わずに、健康的な範囲にとどめて、酔いを理由にパワハラしたりセクハラしたりせず、もちろん飲酒運転もせず、帰宅後の家事育児に影響を及ぼさない飲み方が主流になってきたりするのかも。
そうであったら嬉しい。
キンダープンシュ、美味しかったです。
お酒のあるお店にも合いそうです。
普通に自宅でつくっても幸せになれそう。
合宿と称してコテージ借りて、ひたすらぐだぐだ過ごした夜とか、バーベキューの傍らとか、寒い夜に大切な誰かと語り合う時とかに、私これ飲んでたんじゃないかなって味がします。
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