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オタク女子がつい買ってしまうバレンタインチョコ「アミティエ」とは

ハッピーバレンタイン!やったねチョコレートの祭典。さて、アニメ・漫画オタクの女子がつい買ってしまうバレンタインチョコをご存知でしょうか。

モロゾフのアミティエシリーズです。

7色×メッセージで構成されたこちらの商品、指輪の小箱のようなサイズでかわいらしい。

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※画像はモロゾフHPより

ポイントは、色。

オタク女子は推し色のチョコレートをつい買ってしまうのです。

推し色とは、好きなキャラクター(推し)のイメージカラーのこと。
戦隊もののように、あるいはももクロのように、最近のキャラクターにはイメージカラーが設定されていることが多いのです。
そして、あるキャラクターを好きになると、ついそのキャラのイメージカラーのものに目を惹かれるようになってしまう。

あ、あのイヤリング、あのお皿、あのバッグ、あの服、推しの色してる……。
頭の中が推しでいっぱいのときに店員さんに話しかけられると軽くパニック。
ごめんなさい、今コーディネートじゃなくて推しのこと考えていました……とかなります。

おそらくこの現象は、アニメキャラが堂々と入ったグッズ等には抵抗があるが、どうにか推しっぽいものを身につけたい、愛でたいという感情から発しているように思います。いわば、抽象度の高いアニメグッズのようなもの。

最近は当たり前すぎて、隠しているつもりもなく推し色を求めていたのですが、男性オタクにはあまりそういう傾向がないことを考えると、擬態から発しているんじゃないかと。
男性は、キャラグッズに抵抗が少ないようなんですよね。夫に男性オタはなぜ推し色のものを買ったりしないのか聞いてみたら「だって、ただの色じゃん…?」と言われました。そうだね……。ちなみに友人からは、女性に比べ身につける小物が少ないから色を取り入れにくい、そもそもファッションに色を取り入れる感覚が少ないとの声もありました。

ちなみに我々が推し色を身につけるのは、単純に気分が上がるから。どうせなら、好きなものに囲まれて生きたい。ああ、愛しの推し……と思いながら推し色のスマホケースを眺めたりしています。辛い日常の中の癒し。

後はイベント時にちょっとした主張のつもりで身につけて行ったりします。服や小物やネイルなど。コミケは戦場なので実用性重視で行きますが、オタク友達と遊ぶときや、好きなアニメのライブ、ファンイベントのときなどは推し色を身につけてみます。そして、オタク同士で「あ、あのキャラが好きなのね」「それ、さりげなく推し色ですね」とわかり合うのです。
友人へのプレゼントにも、その子の推し色のものを選んだりします。

そんなわけで、推し色に弱い我々、バレンタインチョコレートも例外でなく、カラーバリエーションが豊富に選べて、推し色があるとついそれを買ってしまいます。

私も買いました。

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左の子のイメージカラーがパールブルー、右の子がレモンイエロー。全体的には右の子のイメージカラーですね。
私はこの2人が好きなのですが、監督から性格が正反対でありながら並べるとしっくりくる点で「月と太陽」と評されており、内側の星と月のデザインもぴったり!さらに、「夢の実現」というメッセージのチョコで、推しに夢を叶えてもらいたい私としてはパーフェクト。これは買うよね。

買ってどうするかといえば、推しのフィギュアやぬいぐるみ等と並べてSNSに上げたり飾ったりと楽しんだ後、おいしく頂きます。
すばらしいな、楽しいことしかない!(Twitterで「アミティエ 推し」とかで検索するとその様が観測できます)

商品開発をする方は、オタク女子受けなんて考えていないでしょうが、このように自分で選べるカラー展開の商品は、我々に売れたりします。
特に腐女子は、推しカプ(推しのカップル)の色で揃えたくなるので、好きな2色を選べると喜びます。

アパレルやカフェ、アトレ、マルイといった商業施設でもアニメコラボが多い昨今、好きなものには確実に金を落とす層として狙われている実感があります。
コラボ以外にも、案外色やモチーフでオタク層を狙う手もありかもしれません。

別に狙ってないか。

さーて今日はチョコレート食べるぞー!

#エッセイ #バレンタイン #チョコレート #オタク #腐女子 #推し色 #オタク文化 #モロゾフ #オタク女子 #マーケティング


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