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しつこい雑草に お湯戦法

8月の管理員さんの仕事はとにかく過酷だ。一秒でも屋外の作業は早く終わらせて、日陰もしくは室内の業務に専念してほしい。

ところが、ある管理員さんは、とにかくマンションの中庭に生える雑草が気になって仕方ないという。

この管理員さんが勤務するマンションは比較的緑地帯が広く、雑草は定期的に植栽管理の専門会社が刈ってくれていたのだが、根こそぎ抜くわけではないから夏はすぐに雑草でいっぱいになってしまう。

しかし、緑地帯の大部分は居住者でさえ目に入らない裏庭であったため、わたしとしては雑草抜きに時間をかけてほしくなかったのだが、どうしても気になって庭仕事に何時間も費やしていた。

これには、担当者だったわたしはとても困った。

優先される清掃や業務をこなした後に庭仕事をしてくれるのはいいけれど、本来はそれほどの余裕がないはずなのに、雑草抜きをしてしまうのだ。

その上、昨今の炎天下の中で何時間も庭仕事をすると中症になる恐れもあり、どうにかならないものかと頭を悩ませていた。最終的に、裏庭に生える雑草は、ある程度目をつむるしかないと思う。

しかし、エントランス付近に生える雑草は、何が何でも対応してほしい。エントランスはマンションの顔である。その上、コンクリートの間から生える雑草は目立つのだ。

最近、わたしはとてもいい方法を見つけたので、ぜひ雑草にお困りの管理員さんには試してほしい。

それは、雑草にお湯をかけるのだ。

50度以上で効果はあるらしいが、わたしが試した温度は80度程度(沸騰前)だった。
※あまりに熱いとタイルの割れや変色が起こる可能性があるので注意してください。

効果てきめんで驚いた。根を枯らすらしく、何度抜いても同じ雑草がすぐに生えてきた個所も、お湯で対応した後2か月ほどは生えてこなかった。

この方法は、キッチンハイターを雑草に垂らすよりも圧倒的に効果があった。

しかし、絶対に植木の中の雑草には「お湯戦法」は取らないでほしい。必要な植物も一緒に枯らしてしまう危険性があるからだ。

コンクリートやタイルの割れ目から生える、あの「しつこい雑草」に対して根に届く程度の熱湯をかけてみる。

今年の雑草との戦いを、勝利への導いてくれるのではないだろうか。

それから、

暑いなかいつも清掃をありがとうございます。熱中症にはくれぐれもご注意ください。

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