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映画の作り方 実践編

映画は台本が必要です。台本の作り方は理論編です。

シナリオ決定稿と準備稿


台本ができたら、予算を立てますその後ロケハンをします。大体123シンーン1.2時間で本編一本分くらいです。ロケハンとはローションハンチングのことで、シーンを撮影する場所を決定することです。ロケハンにはメインスタッフが参加します。この決定で映画の良し悪しが決まると言っても過言では無いでしょう。メインスタッフとは監督、カメラマン、照明技師、美術監督、制作主任、車両部の主任が運転をして場所を回るのです。彼らは美食家が多いですね。シーンを撮影するのにかかるお金も必要です。シーンを現実化して映像に収めるコレが映画撮影と言えるでしょう。1日に何秒か分を取り続け、終わりのないような作業が続きますが、終わらない撮影はありません。この時の監督の名前を取って○○組といいます土建屋かヤクザみたいです。まあ知らない土地で好き勝手やってさっといなくなる。タチの悪い輩(笑)なので、現地への気配りが必要です。ロケハンと同時進行でキャスティングを演技事務がします。主役クラスが決まって、そのほかのオーディションなども行います。役者が決まったら衣装合わせを衣装担当とします。もちろんシーンに合わせて日替わりとつながり(シーンとシーンの繋がり)気にしながら映画全体を衣装合わせします。
そして実際の撮影に入るのですが、撮影スケジュールが大事です。台本準で、撮影すると時間とお金が膨大にかかるので、シーンをバラバラにして効率やいい作品にするための撮影準備を考慮してスケジュールを決めていきます。助監督のチーフの役割だったりします。スタッフルームにシーンナンバーを貼り出して塗りつぶす方法を取る場合が多い。また映画で使われる小道具も助監督の仕事とです。つながりとかを大事にします。現場には総勢40人くらいになります。

スタッフ送迎と衣装特機

ロケバス26人乗り後部座席には衣装がどっさり積んであるので後部が観音開きのバスが多い天井には特機部の三尺五尺のイントレとレール移動車が積んであります。最近はバスのルーフ禁止のせいもあり、特機専用トラックがあります。各部門の積み込み日が決定します。撮影部、照明部、美術部、製作部、の積み込みして作品によってはお祓い、ヒット祈願などの礼拝などをして撮影初日を迎えます。新宿はスバル前渋谷はパンティオン前でしたが最近は新宿は郵便、渋谷は宮益坂になったようです。初日の弁当は期待してしまいます。イン結いですから。
普段の朝ご飯はコレです。サンドイッチの日もあります。

唐揚げorゆで卵

映画を作るにはスタッフの食事が大事です。撮影は時間が押したりすることもあり、いつでも食べれる状態が望ましいので弁当が多いカロリーは高めです。朝、昼、夜、夜食と8時間労働は無視、基本終わるまで行います。もちろん撮休など、夕方開始などなどです。現代劇、時代劇、SFなど時間も場所も自由だが、基本的にセット撮影かロケかに分かれます。違う日に同じシーンの続きを撮る場合つながりが大事で、照明さんの腕の見せ所です。修羅雪姫など昼間とって背景を暗転させたり夏冬など季節感、時間経過も大事です。基本的リアリティーを求められる。嘘ですが本当のことのように。この嘘が、人に感動を与えたりするのです。そんなかんなで撮影が終わるとオールラッシュをします。監督、スクリプターたちが編集をした粗編の前編を見るのです。1時間ちょっとの映画が3時間を超える場合もあります。短くするのは大変ですが、多く撮るのも時間とお金の無駄使いです。その場合ロングバージョンを再発行する時もあります。デレクションバージョンなどです。スクリプターとは、監督のすぐそばで記録を取る人。なぜか女子が多い。口の固い人が多いですね。いろんなことを知っている。後、登場していないスタッフにメイクさんがいます重要ですね。ただ綺麗にするだけではなく、汚したり、シーンに合うリアリティーの追求が求められます。毎回シーンそばで、髪の乱れをなおしたり大変な仕事ですが、誰よりも役者さんに近い存在ですね。そんなこんなで約、一ヶ月で、一億円以上使います。作品が完成したら宣伝をして公開します。ショーレースに出品したりします。賞を獲ると興行収入が、増えたりします。配給会社と制作会社の儲けの比率はだいたい決まってます。ざっくりとですが、映画の作り方実践編いかがでしたか。自主映画の作り方編もあると思います。最近はihoneで、制作されたムービーもあるようです。映画の作り方は自由です。伊丹十三のお葬式は低予算で、高い成功を収めています。自主映画カメラを止めないでなどもそうです。映画を作りたい方は監督を目指して助監督から、修行する事をおすすめします。どんなに才能と能力があっても成功するとは限らない。ひたすらに映画への情熱の火をたやさないことです。映画の神様に好かれることです。そんな監督はそう多くないような気がします。あなたが将来、誰かの人生に影響を与えるような映画を作りますように映画の神様にお祈りします。謹んで頑張ってください。「終」

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