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「精霊流し」2003年    さだまさし   (第五弾)

詩が紡ぐ映画
「精霊流し」2001年
 歌が紡ぐ映画 第五弾
長崎ロケは一ヶ月にわたって行われた。坂の多い街だ。夜はよくスナックにもよく行って、永ちゃん好きのマスターの店に馴染みになっていた。永ちゃんのコンサートで上京したマスターにもう少し親切にするべきだった。

サインは松坂慶子


野川モータース


21年前の3月25日

あらすじ
長崎で雅彦は母と別れてバイオリンの道に進むべく母の願いもありバイオリン奏者になるため、東京から近い北鎌倉の叔母の家で暮らすことになった。そして、大学生になった雅彦は、自動車修理工場のアルバイトに明け暮れる日々を送っていた……。
原作者はミュージシャンのさだまさしが、かつてヒットした自身の曲をもとに描いた自伝的小説です。長崎の伝統行事の精霊流しを思い、家族愛を紡ぎ出した作品である。監督は田中光敏。そして、母を演じる松坂慶子と高島礼子の演技も光っている。それぞれに、息子への母性を表現している。
はるちゃんが死んで長崎に帰り自動車修理工場も潰れて、雅彦は長崎に帰る?交通費を工面する為に質に入れたバイオリンはどうなる?
はるちゃんの死の真相は?
国会議員になる前の山本太郎を見ることが出来ます。実は大きな秘密が二つもあって、雅彦はおばさんが、被爆者で、ガンを発症していることを知る。アメリカがやったことは無かったことにはならないんだ。「おせっちゃんが腹ば痛めた子ばい」田中邦彦の父ちゃんがとうとう言ってしもうた。どういうこと?
余談ですが
 二人の母さんが僕にもいる。二人とも死んでしまつたけれど、生みの母は首を吊って、そだてのお母は病院で転倒して亡くなった。何で、こんなんなるの
 どこまでが自伝でどこからが小説かわからないが、長崎で育った少年が、あの美しい歌「精霊流し」を作って歌ったことには変わらない。死者の霊を送る風習は長く日本に続く精神文化である。
 あの時植えた一輪の薔薇が庭いっぱいに咲いている様が雅彦の目にはどう映るのか?

「しっかり根を下ろすもんはつよかもんたい」
「正直に生きることは、苦しくとも不幸ではないよ」
 せつこおばさんの最後の願い。
古式にのっとった精霊船 

精霊船

「こりゃ〜〜神様のシナリオたい」いい映画です。

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