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1.パチンコ (アップルTV)

生きていくため、そして豊かな暮らしを求めて祖国を離れた韓国人一家。その夢と希望への道のりを4世代にわたり描いた壮大な物語。ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなった
小説が原作。物語
主人公は、海辺の町釜山で下宿を営む貧しい韓国人夫婦の娘スンジャ。 彼女(キム・ミンハ)は十代の時、裕福な日本人の養子になった韓国人ハンス(イ・ミンホ)と恋に落ち、やがて彼の子どもを身篭る
だが、ハンスには日本に妻子がいると知り絶望したスンジャは、親切な牧師イサク(ノ・サンヒョン)と出会う。2人は結婚して日本に移住するが、「在日」と呼ばれて差別やいじめに苦しむ。
その後、時代は1980年代に移り、金融界で成功したスンジャの孫ソロモンがビジネスで日本に帰国。パチンコ店経営で裕福になった父モサズ(新井総司)と祖母スンジャ(ユン・ヨジョン)と会う。小説では年代順に3部構成になっているが、ドラマシリーズではスンジャからソロモンのストーリーに飛ぶことが初期のインタビューで明かされている。スンジャとハンスの数奇な人生に時代の重大事件を織り込みながら日本に住む韓国人の四代の人生模様がくりひろけられる。なぜかパチンコというタイトルのキィーワードが、印象的に使われている。ラストは、ノアが全てを捨てて長野のパチンコ屋にたどり着く。パチンコの看板でエンドマークの代わりだ。誰でも幸せを求めて生きているのだから、幸せを求める道は、多々あり、他国で暮らしすことになる理由もあるだろう。日本は300年も鎖国していた国でもある。開国はから171年、経ってグローバル化も進んだようだが、国内でも沖縄人は、差別に似たようなものに悩まされ、馴染めないこともあったようだ。避難民の受け入れ外国人労働者の受け入れも、上手くはいっていないようだ。追い詰められて、犯罪に走る外国人もいる。また最近の若者の中には、ごく一部だが、借金苦で、闇バイトに走る者もいるようだ。パチンコは、リアルタイムで、フィバー世代、一発台世代である。当たると脳汁どバー!と打ち止めだ。ドーパミン出まくり。楽しかった。警察機構が、制限をうんぬんするまでは、昔のパチンコは街の(たのもしこう)みたいなもんだった。頼母子講とは「参加した全員がなけなしのお金を拠出して資金を一定期間積み立てておき、各会員は決められた条件に沿ってその期間のうち1回だけ必要なお金を受け取る」というものである。 「出世払い」「事情による負債の免除」「成功者からの寄付充当」など各会員の事情を配慮した人情味溢れる「庶民の融通組織」のようなものだったがいつにまにか、現金回収機能となっていったようだ。現在30兆円を超える巨大産業となったようだ。
オープンニングのパチンコ屋の店内で軽やかに踊るシーンを見て、複雑な気分になったのは自分だけじゃないだろう。

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