虹🌈あいの涙
レインボー七色のラッキーアイテムが東伏見公園であいちゃんに会うことの予告だった。
電車の車窓とベンチを模した椅子に座ってブルースハープを吹いていた。いつものベンチにはヘッドホンをした女子高生が、座っていたので今日は、ここだ。目の前を電車が走り去る。自転車もまた通るベンチなので少し恥ずかしい。しばらくすると女子高生が話しかけてきた。「聞いていてもいいですか」おどろいたのと恥ずかしいのとで、返事はできなかったが、いつものベンチでヘッドホンをしていた、女子高生が彼女だっ
た。私のブルースハープがそれほど感銘を与えたとも思えないが、彼女は泣いていた。辛い事があったらしい。具体的なことは聞かなかったが、どんなことがあっても大丈夫だと言った気がする。がんばれ、いやがんばるなとも言ったような。握手して別れたが、名をあいと言った「あいは最強」彼女が苦労するのは必然なのだ。別れてから思ったのだが、「虹」を歌ってあげればよかったと。ブルースハープの音色が彼女のハートに沁みたのは本当だ。また会えるといいのだが。こんどあったら虹を歌おう。きっと明日はいい日が来ると歌おう。あいの涙が虹になるんだな。