泣きながらご飯食べたことありますか?
泣きながらご飯食べたことありますか?
子供食堂で泣きながらご飯を食べる子を見た。嬉しいのか悲しいのかわからなかったが、その子は泣きながらご飯を食べていた。犯罪者が自白する時、泣きながらカツ丼を食べるらしい。塩むすびは、塩分が涙の成分と同じらしい、塩むすびを泣きながら食べたあの日のことは忘れない。あの日に母は去ったのだから。塩むすびは涙の味なのです。
魔法の鍵が欲しかった。明日を開ける魔法の鍵はどこにあるのだろう。ある日突然魔法のカギを手に入れた 魔法のカギはココロの扉をかけるのに必要だったのだ。魔法はとけた。鍵は消えた。
心の扉が開いたら鍵は必要なくなった。本当に必要だったのはココロの扉を開くための言葉だったのだ。その言葉は「あ」から始まり「い」でおわる言葉だった。「愛」であった。だれでもあいを知っているが、誰も知らない愛は、魔法の鍵だったのだ。それは言葉の持つ力だった。檻から解放される旅立ち。
雨上がりの空にでる虹のようだ。あの日泣きながらご飯を食べた。あの日をさかいにわたしは変わった。再度、生まれたのかもしれない。人は何度でも生まれ変わる事ができる。そういう魔法の鍵を持っているのだ。人は悲しい時も嬉しいときも、産まれれくるときも、死ぬときも泣くのである。そしてまた苦しいときも、悲しいときも笑いを忘れてはいけない。明日も太陽はのぼり、雨は必ず晴れると思える人は幸いであるその人には希望が与えられるであろう。希望は失望で終わることはない。なぜならあなたは信じることのできる人だからである。あの日泣きながら食べたおにぎりは、私に生きろと呼びかけていた。空腹と悲しみの先に幸せの橋が見えたからだ。
ゲーテの「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」の解釈は、懺悔して主を受け入れたものでなくては本当の人生の意味を知らないということです。パンがまずいとか、人生が辛いとかパンを手に入れるために苦労したということでは無いのです。私はただ「泣きながらご飯を食べる」体験は素晴らしいことだと思うのです。空の空の世界において感謝しかないと感じる体験だったらいいな。腹がへつて、盗んだパンを泣きながら食べることがあつても。涙の意味を知ることは、美しいことなんだ。ドラマ『カルテット』の第3話にて、主人公の真紀(松たか子)さんが、泣きながらカツ丼を食べる
すずめ(満島ひかり)ちゃんに掛けた言葉が、「泣きながらご飯を食べたことがある人は生きてゆけます」です。どんながんばれよりも生きる勇気を与えてくれます。