【経済】急激な円高のワケ、4つの物価指標が示す日銀追加利上げの可能性
皆さんこんにちは、池田です。
米感謝祭前後で市場の流動性が低下するとみられるなか、今日(29日・金曜)の午前8時〜午前11時までのわずか3時間でドル円相場は151.5円から一時149.8円まで円高・ドル安が進みました。11月中旬の1ドル156.7円からかなり景色が変わりましたね。
円高の背景には日本のインフレ指標が関係しています。先週末にアップしたこちらの記事(【経済】来週の見通し(11/25-29))でイベント見通しを解説済みでしたので概ね想定内かと思いますが、それでも一気に1ドル150円割れ水準まで円高が進んだのは意外だったかもしれません。
この記事では、今週発表された企業向けサービス価格指数と東京都区部消費者物価指数(以下、都区部CPI)に加え、前週発表分の国内企業物価指数と全国消費者物価指数(以下、全国CPI)の物価4指標をご紹介しながら、足元の円高推移と日銀追加利上げについて考えていきます。また、今週一週間の円高推移におけるもうひとつの要因となったトランプ次期政権人事についても最後に触れます。
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