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【決算まとめ】🇯🇵メガバンク(三菱UFJ、三井住友FG、みずほFG)、23年4-6月期

7月31日(月)に三井住友FG(Y!finance)みずほFG(Y!finance)、8月1日(火)に三菱UFJFG(Y!finance)の決算が発表され、メガバンクの24年3月期4-6月期決算が出揃いました。各社の決算要点をまとめましたので、皆さまに共有いたします👇

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参考)株式情報
● 時価総額
三菱UFJ FG:14兆5401億円
三井住友FG:8兆9534億円
みずほFG :6兆1043億円

● PER
三菱UFJ FG:10.48
三井住友FG:10.64
みずほFG :10.07

● PBR
三菱UFJ FG:0.79
三井住友FG:0.69
みずほFG :0.67

● 配当利回り(予)
三菱UFJ FG:3.62%
三井住友FG:3.82%
みずほFG :3.92%

2023年8月1日終値時点

※下記、連結業務純益とは、銀行業の本来的な業務の収益力を表す指標

三菱UFJFG(8306)Q1
● 経常収益:増収(前年同期比+28.2%)
● 連結業務純益:増益(同上+29.0%)
● 純利益:増益(同上391.2%)
● 配当予想:変更なし
● 業績予想:変更なし
● ワンポイント👇
連結業務純益は、前期の国債等債券関係損▲4061億円の反動によるプラス分と、前期の投信解約益4442億円の剥落によるマイナス分が打ち消し合う中、海外の融資関連手数料増加や相場変動を捉えたトレジャリー収益及びセールス&トレーディング収益の増加により前期比プラスで着地。
持ち分法による投資損益として持ち分法適用会社の米Morgan Stanley(以下、モルスタ)の決算期変更に伴う増益効果など768億円を計上。その他、円安の恩恵など受け純利益は前期比約5倍に。なお、モルスタの決算期変更により、MUFGの23年度決算では15ヶ月間の損益を取り込む予定。
その他の臨時損益として前期の三菱UFJ銀行における保有債券の評価損影響剥落により約2000億円のプラス効果。これらが積み重なり、前期比で大きく増益に。

社内管理上の連結業務純益は、多くのセグメントで前期比増益
親会社株主への四半期純利益では、三菱UFJ銀行の利益が最も大きいのはもちろんのこと、モルスタの寄与度(図中、紫色)も大きい。
昨年度は海外向けの与信関係費用が群を抜いて多かった。
今年はその反動で増益になりやすい状況に。

三井住友FG(8316)Q1
● 経常収益:増収(前年同期比+70.7%)
● 連結業務純益:増益(同上+3.4%)
● 純利益:減益(同上▲1.8%)
● 配当予想:変更なし
● 業績予想:変更なし
● 翌日株価:▲2.36%
● ワンポイント👇
連結業務純益は増益。事業部門別では各部門で堅調、クレカ買い物手数料も増加傾向。ただし、SMBCは大口子会社の配当剥落などから業務純益減益。国内リテール子会社を中心に連結与信関係費用(▲439億円、前年同期は▲321億円)の増加などから経常減益に(与信費は年2300億円の想定内で推移)。

図中、RTはリテール事業部門(国内の個人向けビジネス)、WSはホールセール事業部門(国内の法人向けビジネス)、GBはグローバル事業部門(海外ビジネス)、GMは市場事業部門(市場関連ビジネス)のこと。

✅みずほFG(8411)Q1
● 経常収益:増収(前年同期比+70.7%)
● 連結業務純益:増益(前年同期比▲2.2%)
● 純利益:減益(同上+53.9%)
● 配当予想:変更なし
● 業績予想:変更なし
● 翌日株価:+0.85%
● ワンポイント👇
連結業務純益は小幅減益(ETF関係損益等177億円を含めると増益)だが、与信関係費用の改善(戻入益計上でプラスに)が主因で大幅純増益。通期進捗40.1%と進捗度高い(注、与信関係費用は通年▲1000億円を計上予定)。

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