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【決算】TSMC、AI需要増で好決算 良好な見通し示す(24Q3)

<読了目安時間:15分> ※冒頭に概要あり

24年10月17日(木)午後2時30分過ぎに発表された半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の24年7-9月期決算は、売上高が前年同期比39.0%増の7596億台湾ドル、純利益は同54.2%増の3252億台湾ドル(市場予想3000億台湾ドル)でした。

売上高と純利益はいずれも四半期ベースで過去最高。例年この時期に業績を押し上げるスマホ需要(主にiPhone)に加え、AIサーバー向け含むハイパフォーマンス・コンピューティング(以下、HPC)が業績を牽引しました。

東京株式市場の場中に決算が発表されたことから、東京エレクトロンやレーザーテックなどTSMCの決算待ちで株価が下落していた銘柄は一時下げ幅を大きく縮める反応をみせましたが、大引けにかけて再び弱くなり、東京エレクトロンにいたってはTSMCの決算発表前の水準より低い株価で取引を終えています。

なぜ、日本の半導体株は動きが鈍かったのか、東京株式市場取引終了の15時から行われた決算説明会でTSMCの経営幹部らは何を語ったのか、決算の要点を簡潔にまとめます。

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