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相対速度変換は階層性と不変性を繋ぐ
ローレンツ変換は対称性と不変性を繋ぐが、これは絶対時間のガリレイ変換が対称性と不変性を満たすのを光速度の基準に置き換えたのだが、そもそもニュートン力学の修正すべき点は時間対称性(大局的慣性系の不成立)にある。
MM(マイケルソン・モーリー)の実験(地球の公転)は、不変系が形成されていることを示し、MGP(マイケルソン・ゲイル・ピアソン)の実験(地球の自転)と合わせると、それらが階層性(大域的同時性の不成立)下で起きていることを示す。
当然、時空変換で対称性を信仰する学者達は、
サニャック効果に対して、二策の選択を迫られる。
この問題の解決策としては、東回りと西回りの光の速さは異なる、というように光の伝搬速度を定義し直すか、あるいは東の方にある点は西の点に対し、比較結果より時刻が遅れている、という補正項をするかの二つが考えられる。この二策のうち、実際に採用されているのは後者の方法であり、
先に対称性を前提にしている制約により、階層性の中で光速と時間が比例して光速度不変系が生成されると言う考え方は出来ない様であるが、このような対称性に固執するやり方は、フライバイアノマリーのような未解決問題が積み上がる。
一方で、アンダーソンらの式を受けて、それがよく知られた特殊相対論的なドップラー効果 (横ドップラー効果、transverse Doppler effect) だけで説明できる見かけ上のものだという指摘もなされ[16]、少なくとも一部の軌道解析ソフトウェアのミスである可能性が示唆された。 ただしその場合にはレンジング・データでも食い違いがある
当然、光のドップラー効果も、音と同様に階層性である。
そのため(式8)と(式12)の違いである光路の光速差(c:w₊)がプライマリードップラー周波数差(⊿f₊)として, 無限遠での速度増分(フライバイアノマリー:⊿v∞)に現れる.
⊿f₊ / f = (f₊ - f ) / f = ⊿v∞ cos θ / w₊. (14)
他にも質量とエネルギーの等価性も、時空変換の4元量で表現するために、静止質量のない光子に質量がないとか、すべてが後付けの論理である。
これと同じように平衡な状態で時間結晶ができないと言う論理がある。しかし非平衡な状態で時間結晶ができるというのは、今は量子論のホットな研究になっている。
ここでいう結晶とは物質ではなく状態をさす物理学上の用語であり、時間結晶とは時間によって物理法則が変化する(対称性が破れている)現象もしくは状態をいう。例えば「液体」や「固体」という物質そのものがあるわけではなく、「液体」や「固体」という状態があるのと同じである。量子力学でいう状態の重ね合わせは、時間対称性が破れている状態といえるため、量子論とも関係が深い。
以上のように対称性で縛らなければ、光速度基準で時間空間光速の内、光速と時間が比例するスケール変換で階層性と不変性を繋ぐのが、シンプルな原理である。