ローレンツ変換は対称性と不変性を繋ぐが、これは絶対時間のガリレイ変換が対称性と不変性を満たすのを光速度の基準に置き換えたのだが、そもそもニュートン力学の修正すべき点は時間対称性(大局的慣性系の不成立)にある。
MM(マイケルソン・モーリー)の実験(地球の公転)は、不変系が形成されていることを示し、MGP(マイケルソン・ゲイル・ピアソン)の実験(地球の自転)と合わせると、それらが階層性(大域的同時性の不成立)下で起きていることを示す。
当然、時空変換で対称性を信仰する学者達は、
サニャック効果に対して、二策の選択を迫られる。
先に対称性を前提にしている制約により、階層性の中で光速と時間が比例して光速度不変系が生成されると言う考え方は出来ない様であるが、このような対称性に固執するやり方は、フライバイアノマリーのような未解決問題が積み上がる。
当然、光のドップラー効果も、音と同様に階層性である。
他にも質量とエネルギーの等価性も、時空変換の4元量で表現するために、静止質量のない光子に質量がないとか、すべてが後付けの論理である。
これと同じように平衡な状態で時間結晶ができないと言う論理がある。しかし非平衡な状態で時間結晶ができるというのは、今は量子論のホットな研究になっている。
以上のように対称性で縛らなければ、光速度基準で時間空間光速の内、光速と時間が比例するスケール変換で階層性と不変性を繋ぐのが、シンプルな原理である。