初フルマラソンへの道のり|6ヶ月+21日+42.195km
15km以上の長い距離を走ったことがなかった私がフルマラソンにエントリーし、およそ6ヶ月後に42.195kmを完走するまでを振り返った記事です。
先に、はじめてのフルマラソンの結果ですが
GrossTime 4:38:39
NetTime 4:15:19
“足が棒になる”とはこのことか…と知ったレース後でした。。。足小指の爪の血豆にもびっくり。
自己紹介:走ったのはこんなやつです
そもそもどんな人間がフルマラソンを走ってみようと考えたのか…は冒頭にお知らせしてこうと思います。
もちろん運動は好きですし、レースという目標がなくても月に何度かはランニングしていました。
ですが、それだけ。数時間走り続けるなんてできるんだろうか(いや…無理でしょ)?と思っていたような人間です。
大学時代は体育学部でしたが、がっつり部活で競技をやっていたわけではありません。
ちなみに、大学時代の友人のお誘いに、いきおいでのっかったのがフルマラソン挑戦のきっかけでした。
月間走行距離と練習メニュー
横浜市民枠で当選確率は比較的高いと聞いてから、自分が42.195km走るということが、いよいよリアルになったことを覚えています。
フルマラソンに向けた練習といわれても、何をやったらよいかまったくわからなかったけれど、わかっていたのは走っておかない絶対にダメということでした。
4月からの月毎の記録を振り返ってみると…
10㎞以上走るというのがほぼ未知の世界という状況でしたので定期的に走ることが目標の初月。
週最低1回、できれば平日と週末で2回。
月半ば以降は平日夜1~2回は5㎞、休日は8~10㎞。
いずれも1km 6分前後のペースを維持してのいわゆるペース走でした。
長い距離を走るときはゴールをスーパー銭湯に設定し、サウナ目指して長い距離頑張っていました。
基本は平日に1~2回ほど5~6km、土日いずれかで10~12km。
いずれもペース走で、ランニング前に足回りの筋トレ(自重)を少し加えていました。
いつも同じコースというよりはコースはいろいろ考えていた気がします。
ちょうど自宅から10km前後の距離にいくつかスーパー銭湯があるので、各方面に順番にお邪魔していました。
月の走行回数はあまり変化していませんが
平日の距離を5~6kmから10kmに延ばしてみました。
6月上旬くらいに首から肩にかけて痛みがあり、病院にいったらストレートネックによる痛みのようで、1週間ほどランオフにした期間もありました。
平日2回(10km)+週末1回(13km)の頻度継続
2023年も暑い夏でした。
前半比較的コンスタントに走っていましたが、後半疲れが出たようで週末のみランになってしまいました。
当然ながら8月も暑く、前半はほぼ走ることできていませんでした。
7月後半から週1ペースくらいのランニングだったこともあって、長い距離(10~15km)の後半ではペースを維持することができずという状態。
暑いから距離を伸ばせずにいたこともあり、月の後半から短い距離でスピードを上げる練習をメニューに加えました。
500mをゆっくりジョグ⇔1kmを4:30min /kmの繰り返しで5km。
8月後半から週6日ランor筋トレ+週1日完全休養の頻度になりました。
いまも基本はこのペース。
8月後半からの頻度を継続して、週6練習+1日完全休養。
平日:
→変化走500mジョグ+1km(4:30min/km)で5kmを2日
→ペース走orビルドアアップ走(6km前後)を2日
週末:
→20km1日と10km1日
9月は前半に1回30km走ってみました。
歩いたところもありましたし、どうにかこうにか走り切ったという感じでしたので、依然フルマラソンの距離への不安は残りましたが、残りは普段から走っている10km程度だからいけるんじゃないかというくらいは見通しがたちました。
レース1か月前は無理することなく調子をキープしたかったのですが、月初に右足脹脛からアキレス腱あたりに違和感で1週間ランオフ。
月中にインフルエンザで約1週間ランオフとせざるを得ない状態でした。
ギリギリ1週間前に復活できてからは、身体・体力の現在地確認も兼ねて6~10kmランを数日。レース直前の2日間はウォーキングにして本番を迎えました。
体調不良は想定外でしたし、暑さが和らいだ9月にいままでの倍近く走ったことで脚に負荷がかかったのかもしれません。
ランニングのための装備
冒頭でお知らせした通り、フルマラソンを走ると決めたタイミングでは、まったく装備も整っていない状態でした。
カタチから入るタイプ(モチベーション上げるタイプ)でもあるので、最低限フルマラソンに耐えうる装備を整えなくてはと、早々にシューズを探しに出かけました。
・シューズ
レースにエントリーして早々に購入したのが「Hoka One One:Rincon3」です。実は少し憧れていたHOKA。軽さとクッションに驚いたのを覚えています。
普段は以前から持っていたadidas(おそらくGLX)とUnderArmour(野球のトレーニングシューズ)を使用していました、週末など長めの距離を走る時には、Rincon3を使用していました。
・ウェア
モチベーションを上げるために本番用のTシャツを購入しましたが、普段は以前から持っていたものを着まわしています。
ちなみに、コンプレッションタイツ(長)は年中履いてます。
・ほかアイテム
夜や早朝などのランニング用に蛍光バンド
水分補給用にボトルを携帯できるランニングベルト
短い距離でも携帯や鍵を携帯できるランニングベルト
スーパー銭湯を目指す時用にランニングバック
音楽やラップタイムアラート用にイヤホン
ランニングアプリはadidas
・本番に備えての準備
パワーテープ
チタンテープ
補給食(フルマラソン用にセットになっているものに加えて気になったMag-onを追加しました)
ランニングは、シューズはもちろん必要ですが、基本は身体一つでいけるのではないかと錯覚していたところもありましたが、実際にエントリーして練習してみると、ある程度の費用はかかるものですね。
横浜マラソンは地元なので宿泊は不要、交通費もさほどかかりませんが、各地で開催されている大会の様子などを耳にすると、行ってみたくなるもので、お財布との相談もしなければと思う今日この頃です。
横浜マラソン2023レース当日
さてはじめての42.195kmですが、当日を迎える準備段階から書いていこうと思います。
ちなみに、当日は会場で荷物を預けられますが(事前申込)、何をどうやって準備すればよいかわからず荷物の量も想像できなかったのと、フィニッシュ後にシャワーも浴びたかったこともあり、ロッカーも利用できる近隣のランニングステーションを利用しました。
※S/PARK Studio(資生堂)
前日から当日朝は、下記をポイントにシミュレーションして、比較的余裕をもって行動できました。
レースプランについては未知の42.195kmなので、立てるにしても実感がともなわない。
ただ半年間走ってきた中で、自分のペース(最大出力と平均出力など)は、なんとなく掴めていたので、5:30min/kmでは走り切れないだろうから6:00min/km前後で走り切れれば良し!30km以上は未知だけど、楽でないのは確実にわかっていることなので、止まらない!そんな感じでした。
スタート直後~5km地点くらいまでは大集団の中で6:30min/km前後くらいになっていたようです。走りやすい位置を探して蛇行してしまったようにも思うので反省です。
それでも、終わってみれば概ね6:00min/kmを保って帰ってこれたので、初マラソンとしては上々だったと思っています。
振返ると、参加してはじめてわかることがたくさんありました。
なにより、こんな規模で車道を走るなんて(しかも横浜マラソンは高速道路も走ります)、とんでもないことだと思います。各方面、多くの方々のご理解やご協力がないとできないことですよね。大会運営にかかわる人たちに感謝です。
そして、走っているときも後半は足が痛いし、ゴール直後は足が棒になって歩くのもしんどかったけれど、「また走りたい」という気持ちになった一番の要因は、沿道からの応援の声でした。こんな声援の中を走れるということが本当に嬉しくて、感激したのは忘れられません。
おまけ:レース後
半年間で各ランニングシューズの走行距離は500kmを超え、以前から使用していたシューズも壊れ始め(アウトソール修理して使ってますが)ましたので、年末に練習用に2足購入しました。
レース翌月からも月間走行距離は250km前後をキープして2024年の横浜マラソンに向かっています。
久しく味わっていなかった感激や達成感を得ることができたフルマラソンへの挑戦でした。レースに出たことで完全にランニングにはまったんだと思います。
2回目のフルマラソンを(2024/10/27の横浜マラソン2024)控えて、初マラソンまでの道のりを振り返ってみました。
また別の角度からランニングに関する記事をまとめたい書いてみたいと思っています。
ご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?