note始めてもう5年、自分には何ができたか
どうも、S(h)inと申します。普段は自分の遊んだゲームの話題を中心にnoteで記事を書いている者です。少し前にnoteのバッジ機能(実績みたいなやつ)からnoteを始めてから5周年であることを通知されまして「そんなに経つのか」と思い、今までの活動をちょっと振り返ってみたくりました。
と言うことで、今回の記事は自分の記事作成活動についての感想などをまとめたものとなります。かなり私的な内容になりますが、お時間のある方だけ付き合っていただけたら幸いです。
書く内容の変遷
noteでの活動を始めたのは『Undertale』の人気曲「MEGALOVANIA」について思う所があったことを端に発します。簡単にまとめると「なんか話題のゲームの話題の曲がゲーム音楽としての魅力をフルで感じてもらえてないんじゃないか」と思ったのです。ただ、私がインターネット上で何かを発信する方法と言ったらTwitter(現X)しかなく、その場所は話題の流動性が激しく自分の気持ちを遺す場所に向いていないと考えました。
他にもブログを開設するなどの方法も選択肢にありましたが、管理の手間などを考えた結果、noteにたどり着きました。そして、慣れないながらも長文を書いてみたのが「とあるゲーム音楽好きの『MEGALOVANIA』に対する複雑な感情」です。
内容については今見てもまずまずの出来だと思っています。気になる部分と言えば、やや論調が固いことくらいでしょうか。自分の中の不可解な気持ちを書きながら整理していた面があったので、言葉の選択などが少し真面目になりすぎた気もします。言いたかったのは「ゲームの曲が好きになったらそのゲーム本編もやってみてくれ」くらいの軽いことなんですよ。今ならもっと上手に伝えられるとは思いますが、当時はこれが精一杯だったのです。ただ、この今見ると未熟に感じる記事でもいくつか反応をもらえたので「noteって場所、面白いかもしれない」と思うきっかけにはなりました。
しかし、ゲーム音楽が好きな身としては前述の記事は少しネガティブなアプローチだったとすぐに感じました。なのでもっとポジティブに「私はこのゲームが好きで音楽も好きなんだ!」ということを伝える記事を書きたいと思ったのです。そうして見切り発車で書き始めたシリーズが「ゲームの音楽に惚れた作品の話」です。
更新頻度もめちゃくちゃで現在も放置気味ではありますが、「自分の好きなものについて語る体験」の楽しさに気づけたのはこのシリーズを始めたからこそだと思っています。これ以降は記事の内容も変化し、ゲーム音楽中心からゲーム自体を語るものも増えていきました。
そして、記事を書くにつれて長い文章を書くことに慣れてきて、自分の好きなものをゲームに限らず発信するようになり、現在の「ゲームをメインとした自分の趣味を語る人」という私が出来上がっていきました。
記事を書く理由
私が記事を書き始めた経緯は前述の通りですが、今でも書き続けている理由には「これがオタクとしての私にできる生産的行動だから」というのがあります。
私はゲームや漫画、アニメ、特撮etc…いくつものコンテンツを享受する側に回り続けています。他の人にはこういったサブカルチャーから影響を受けて一次創作、二次創作などを行う場合もあるでしょうが、私にはそういった情熱は出てきませんでした。
しかし、自分の生活を豊かにするコンテンツたちへの感謝のようなものはあり、なにかできることはないかと考え続けていました。そんな中で自分の新たな趣味「noteでの記事作成」に出会い、これが私のできることではないかと思うようになっていったのです。
ただ、よく書くゲーム感想記事などには「こんなものを書いた程度で恩返しになっているのか」とか「記事にスキが押されたとして偉いのは話題にしたゲーム自体ではないか」といった疑念が自分の中にありました。
そんな自分を支えてくれたのは、他ならぬ自分の記事でした。「【ネタバレあり】OMORIをクリアしたので感想を置いておきます」という題をつけたこの記事は当時『OMORI』というゲームを遊んだ際にどうしても書きたくなったものです。ゲームプレイの順番を追いつつ、その時々に思ったことを併記するという、さながら「文字でのゲーム実況といった記事」になっていますが、言い換えれば「内容をまとめることを諦めた記事」です。
過去の例に漏れずこの記事も自己満足で完結するものと考えていましたが、実際は想像以上の反響を頂けました。このことは「作品自体の知名度」も関わる話ではあると思いますが、私としてはゲームにハマった時の熱量をそのまま記事にできたからだと感じました。つまりは「私はこの作品が好きで、こういう所がいいと思っている」という話を率直に述べることができたのだと思います。
私含め、オタクはすべからく自分が好きなものが称賛されていると嬉しいですし、自分にはなかった視点で語られていればとなお嬉しいものです。そういった好感を持たれる記事を作った手ごたえを得られたのがこの記事だったのです。
以降、私は需要度外視で自分の今好きな物を中心として記事を書いていくようになりました。その方が「熱い記事」が書けるのではないかと思っております。今ではゲームはおろかTCGの話題なんかも作ったりしましたが、勝手が違い過ぎて書くのが大変でした。
ゲーム音楽をきっかけに私をフォローしていただいた方などには少し申し訳ないのですが、今後も急に変わった話題の記事を書くかもしれません。その時は生温かい目で見てくださると幸いです。
執筆の楽しさ
今のnoteでの記事作成は前述の通り「私の出来る生産行動」であることを前段に述べましたが、やっていて面白いから書いているという面ももちろんあります。
ゲームの感想を書く時などは、自分の考えを文字にアウトプットするうちに「こう思っていたんだよなぁ」という再認識が起きたりします。自分の漠然とした認識を文字にする行為がここまで楽しいものだとは知りませんでした。
また、ゲーム音楽記事を書く時は入念に「話題とする曲の聴きなおし」を行うのですが、気合を入れて曲を聴いてみると存外いろんな発見や新たな魅力を見つけられるので面白いです。特に曲を聴きこんで記事にした「【ダイパリメイク】ハマナスパーク戦のBGMを紐解く【BDSP】」は書いていてどんどん筆が乗ったやつでまあまあお気に入りです。
そして、noteで記事を書き始めて一番面白いと思ったのは「自分の昔書いた記事を読む」ことです。正直なところ私はかなり忘れっぽいたちでして、自分の体験や書いた記事でさえ朧気になっていくことから、「この時、こう思ってたんだ」みたいなことを思い返すのはかなり楽しいです。
本格的に後で読み返すことを目的として書き始めた「毎年の遊んだゲーム備忘録」シリーズは、タイトル通りにその年に遊んだゲームごとに軽い感想を残した記事を集めています。この試みは2022年に思いつきで始めたものですが、今後も習慣とすることで記録を重ねていきたいと思っています。
執筆の難しさ
記事の執筆は楽しい一辺倒という訳でもありません。まず、最初にてこずるのは「記事を書く準備」です。特にゲームについての記事を出す場合、うっかり嘘をつかないように気を付ける必要があります。これは「ゲームを理解した気になっている自分の認識が間違っていないか」という話で、実機での確認や公式サイトなどから情報を参照することが欠かせません。
ゲーム音楽については聴きこんでから記事を書くようにしていますが、音楽知識の不足などから「この楽器はなんだろう?」みたいなことが起きがちで、ぼやかした表現に逃げることもあります。ただ、素人が分からん楽器名を無理に断言することだけは避けるべきだと思っています。
また、文章面以外でもゲームの感想の合間に挿入する「スクリーンショット」の準備も思ったより大変です。特にゲーム音楽の説明をする際に貼りたい場合は「ちゃんとその場面でその曲が流れるか」を逐一確認するような手間が発生しており、単純な画像の準備に留まらない手がかかるのです。最近では「スプラトゥーン3:音楽のお話」の準備なんかが思った以上にめんどくさかったです。
記事を書く準備が完了した後も悩みどころは多く、文体を「です・ます調」にするか「だ・である調」にするかもかなり難しいです。基本は誰かに伝えたい記事に「です」を、自己満足度合いが高い記事に「である」を使用していますが、後者は少し言葉が強くなりがちで最近は避けています。
そして、私の最大の問題は「記事を書くのが遅い」ということです。タイプミスや文章の再構成、文章が出てこないなどを繰り返していくうち、すぐ時間が過ぎてしまいます。この遅筆さが非常に難敵であり、記事のクオリティに対する妥協が余儀なくされます。こればかりは5年経っても改善の兆しがなく辛いところではありますが、自分の性質と言うことで呑み込んで今後も執筆したいと思っています。
今後の執筆について
基本は月1のペースでの投稿を目指して記事を投稿しようと思っております。遅筆具合との兼ね合いを考えると継続可能なのはこれぐらいの頻度が限界だと思い、今後も変わることはないと思われます。たまーに余裕がある月に2本投稿したいなと考えたりもするのですが、難しいですね…
また、記事の内容についても思いつきで書いているので流行に思いっきり逆行する可能性があります。「旬の過ぎた話してるなぁ」ということもあるでしょうが、私の中で流行っているから記事を書いているわけでその熱量に嘘はないと思いますので読んでいただけると嬉しいです。
今回の記事を書きながら、自分の熱が誰かに伝播するチャンスの場である「note」に感謝を覚えながら、引き続き自分の気持ちを伝えられるように精一杯文字を紡いでいきたいと思いました。読者の皆様、コンゴトモヨロシク、です。
それでは、またどこかの記事でお会いしましょう。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。