「良い悪い」の剥がれないレッテル
言葉に貼り付くイメージ
これはどこでどうやって作られるのでしょうか。
私たちは本当に驚くほど多くのことを、良い悪いと、決めつけています。
積極的は良い
消極的は悪い、
素早く行動するのは良い
行動しないのは悪い、
結論から言うのが良い
途中経過をもたもた言うのは悪い、
友達は多い程よい
友達のないやつは駄目だ、
目標がある人は良い
目標のない人は駄目だ、などなど。
本当にそうなんでしょうか?
私って体を動かすことが苦手なんですよね、運動とか。
という私に対して、
ある時、コーチがこんなことを聞きました。
「アウトドアとインドア、どっちが好き?」
うーん・・・インドアかな?
卓球とか好きだったし、
マット引いて室内でやるヨガとかも・・
「じゃ、団体戦と個人競技は?」
えーと、個人競技かなぁ。
「それなら、インドアで一人でできる運動はどう?」
と聞かれ、
なるほど、と思ったのです。
それならできそう〜〜
ウォーキングも友達とのジム通いも続かなかったけれど、
一人で家でやるストレッチとヨガはけっこう続きました。
そうかぁ〜、運動自体が嫌いなわけじゃなかったんだ。
私は、運動というと、明るい戸外でみんなで一緒に、というイメージが貼り付いていたのでした。
こんなふうに、私たちは自分のことを本当に知りません。
知らずに、どうせこうだと決めつけているのです。
たった一言、聴いてくださる人がいたら、気づくことができるのに・・・・・
消極的で良いことって何?
行動が遅いことで得してることって何?
途中経過をモタモタ言いたいあなたは
もしかしてプロセス重視型?
友達が少ないメリットってなんだろう?
目標がないことで
得られるものは何だろう?
たった一言、そんなふうに聞いてくれる人がいたら、自分を簡単に卑下したり、ダメ出ししたりせずにすむかもしれません。
私は、
そういう質問ができるサポーターでありたいといつも思っています。
こんな質問をされたら、
あなたはどう感じますか?
「それは本当に悪いことなの?」
「そうせざるを得なかったのは、どんな背景があったからなの?」
「そうすることで守って来たものは何ですか?」