「人の不幸は蜜の味」
シャーデンフロイデという言葉、
「人の不幸は蜜の味」という
日本語と同じような意味だそうです。
社会という一つの集団を守るために
この快感があった、という説を
脳科学者の中野信子さんが書いています。
一人だけ抜きんでて得をする人がいた時、
その足を引っ張りたい心境や
その人がちょっと失敗すると
嬉しくなる気持ちは
その集団を守る本能のようなものらしい。
今の同調圧力も
考えれば、このシャーデンフロイデから
来ているの だとしたら、
納得できる気もします。
さて、今日は
コーチングについて。
クライアントさんと話をしていて 、
正しいか、間違っているか、
よりも、
役に立つか、立たないか、という視点で
ものを考えることが
私は多い気がします。
えてして、正しいか間違っているかの
物差しは、人に窮屈感を与えてしまったり、
また、対立を生む物差しでもあります。
それよりも、
「そう考えることで、どんな良いことがある?」
と聞くようにしています。
すると、その人にとって良い点が出てきて、
その数が多ければ、
その考えは役に立つよね、ということです。
あくまでその人にとって、です。
私にとっては役に立たないかもしれない、
という含みがあるので、
対立概念にはなりません。
でも、このシャーデンフロイデのことを考えると、
美しいか美しくないか、
という物差しもいいなぁと思いました。
集団を守るために、
役立つ感情なのかもしれないけれど、
美しくない・・・・
『センスオブワンダー』レイチェル・カーソン著
子供のころ、何に心を奪われたか、
何を美しいを思ったか、
それがその人の価値基準の大本になる 、
というようなことが、ここには書かれています。
タバコの吸い殻をポイ捨てすることは、
正しいか間違っているか、というよりも、
美しくない、という感じ方。
このシャーデンフロイデ、
人の不幸を喜ぶ気持ちも
美しくはないよなぁと、やっぱり思います。
もちろん、
美しい感情も、
美しくない感情も、
人は持ってしまう生き物です。
美しくないから、ダメ、
ではなくて、
あ、これは美しくない方の感情だなぁ、
と、わかることが大事です。
庭に雑草が生えてきたら、抜きます。
好きな花、育て たいハーブなどは抜きません。
いつまで抜くの?
ずっと、です。
根絶やしにしようと除草剤を使えば、
育てたい花も、枯れてしまうからです。
人の心と同じだなぁと思います。
美しくない感情も起きます、
放っておけば生えてきます、
それにいちいち腹を立てたり、
責めたりせずに、
せっせと抜けばいい、
それだけなのですね。
その草は、あなたにとって
美しいですか?
それとも雑草でしょうか?
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福谷その子です。
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