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サントリーHD新浪剛史社長の一流たる所以

去る1月15日に、第45回「経済界大賞」表彰式祝賀パーティーに出席してきました。ここ数年、毎回足を運んでいますが、一番華やかな会だったように感じます。
それはやはりなんと言っても、大賞を受賞されたサントリーホールディングス社長・新浪剛史さんの人徳、オーラ、スター性にあるのでしょう。
その場にいるだけで存在感を放つという人はなかなかいませんが、新浪さんはまさにそういう稀有な方だと再認識しました。

スピーチをされている時、会場の参加者はもとより、受賞者や審査員の方々まで、皆さん目を輝かせながら新浪さんの話に聴き入っていたことには驚きました。

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サントリーは2014年にアメリカの蒸留酒メーカー最大手のビーム社を買収、新浪さんは社長就任直後より改革を進め、経営統合を成功へと導きつつあります。

スピーチで語られた、改革に当たって心掛けたことは3つ。

1.創業の精神「やってみなはれ」をビームサントリーにも根づかせること
2.自らが率先垂範すること
3.ビームサントリーの美点を取り入れること

『致知』が説いていることと全く同じであると感動を深くしました。

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そして、最後に「ああ、やっぱり新浪さんは一流だ」と思った出来事があります。
日本を代表する大企業の経営トップですから、分刻みで動かれているに違いありません。
ご多忙極まる中にも拘らず、挨拶を求めて長蛇の列をなす方々に対して、物腰引く丁寧に名刺交換に応じられていたことが一つ。

もう一つは、次のスケジュールがあり、途中退室される際、普通なら急ぎ足でサーッと出ていかれるところ、新浪さんはわざわざ主催者である経済界社長・佐藤有美さんのもとに挨拶に行かれたのです。

先縁尊重。何気ないひと幕ですが、ここに新浪さんの一流たる所以を見た思いです。

ちょうどタイミングよく、『致知』2月号の連載「20代をどう生きるか」で、新浪さんにご登場いただいています。


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