藤尾允泰(月刊『致知』編集長)

今年創刊44周年を迎える人間学を学ぶ月刊誌『致知』の編集長を務めています。仕事を通して…

藤尾允泰(月刊『致知』編集長)

今年創刊44周年を迎える人間学を学ぶ月刊誌『致知』の編集長を務めています。仕事を通してお会いさせていただく一流プロ、本物の人物から学んだことを中心に綴ってみたいと思います。

最近の記事

森信三師と森迪彦先生、親子2代に通底する生き方から学ぶもの

取材から約2週間後……突然の訃報『致知』2022年4月号(3月1日発行)特集「山上 山また山」の制作がいよいよ佳境に差し掛かった2月15日、あまりにも悲しい知らせが届きました。  その約2週間前に取材をさせていただき、本号鼎談「森信三が目指した世界」にご登場いただいた「実践人の家」常務理事・森迪彦先生が逝去された、との訃報です。  森迪彦先生と本誌との出逢いはいまから17年前。2005年4月号連載「致知随想」にて初登場を飾り、その後3度にわたって特集ページの鼎談にて貴重なお話

    • コシノジュンコ先生と千玄室先生に学ぶ人間力

      入社以来、何度も弊社主催の新春特別講演会に参加してきましたが、今回がこれまでで最も大きな感動を得た会になりました。 まず、冒頭に上映したオープニング映像を見ながらしみじみと感じたのは、いまは亡き中條高德先生や渡部昇一先生、また稲盛和夫会長や山中伸弥教授、トヨタ自動車の張富士夫相談役、王貞治会長と日本を代表する実に錚々たる超一流の方々が『致知』を愛読し、応援してくださっていることの奇跡です。 普通ならあり得ない、本当に稀有なことであり、それだけのブランドを創り上げてきた

      • サントリーHD新浪剛史社長の一流たる所以

        去る1月15日に、第45回「経済界大賞」表彰式祝賀パーティーに出席してきました。ここ数年、毎回足を運んでいますが、一番華やかな会だったように感じます。 それはやはりなんと言っても、大賞を受賞されたサントリーホールディングス社長・新浪剛史さんの人徳、オーラ、スター性にあるのでしょう。 その場にいるだけで存在感を放つという人はなかなかいませんが、新浪さんはまさにそういう稀有な方だと再認識しました。 スピーチをされている時、会場の参加者はもとより、受賞者や審査員の方々まで、皆さん

      森信三師と森迪彦先生、親子2代に通底する生き方から学ぶもの