中山美穂さんのユーロビート/ニュージャックスウィング楽曲をまとめてみた
今回は中山美穂さんのユーロビート楽曲とニュージャックスウィング楽曲をまとめていきたいと思います!!
割とボリュミーなので、
・ユーロビート
・ニュージャックスウィング
という音楽ジャンルについての説明は、この下にWikipediaのリンクを貼っておくので、各自ご覧いただければと思います!
それでは本編に移ります!
※注意
筆者の主観で確実にユーロビート/ニュージャックスウィングだと感じる曲のみを取り上げています。
ユーロビートというよりは「ファンク/ディスコサウンド」っぽい↓
・「派手!!!」
・「ツイてるねノッてるね」
・「GET YOUR LOVE TONIGHT」
・「BAD BOY」
・「Strange Parade」
ビートはニュージャックスウィングっぽいけど曲調が怪しい↓
・「人魚姫 mermaid」
・「Witches」
などは判断も元ネタの解析も難しかったので、取り上げませんでした…。
もし
「この曲はユーロビート!何故ならこのユーロビート曲に似てるから!」
などがあればコメントかリプください!追記します!
中山美穂さんのユーロビート楽曲
①「生意気」
この曲は「ノリの良いディスコサウンド×哀愁メロディ」という1985年あたりのユーロビートサウンドを見事に歌謡曲に落とし込んだ楽曲となっています。
アレンジの参考元はLimeの「Unexpected Lovers」と言われています↓
②「WAKU WAKUさせて」
この曲はユーロビートっぽくもありつつ、86年のHI-NRGに近いようなサウンドとなっています。シカゴハウスの要素も入っていてカッコいいサウンドですね。
アレンジの参考元はStock、Aitken & WatermanプロデュースのLana Pellayさんの楽曲「Pistol In My Pocket」だと言われています↓
③「ジェラシー」
この曲はシンセのリフが印象的なイタロディスコ(ユーロビートの前段階)サウンドとなっています。ちょっとラテンのニュアンスも入っていますね。
アレンジの参考元は、Paul Lekakisさんの「Boom Boom」と言われています。
(この曲は角松さんアレンジで勇直子さんがカバーされていますね。)
↓
④「CATCH ME」
この曲は角松さん曰く「マイアミ・ユーロビート(恐らくベースの分厚さ的にマイアミベースなどのこと)の手法を用いて制作した曲」で、16ビートのリズムなどの複雑なリフ、太いシンセベース、掛け声などが入っています。ソロのフレーズは角松さんらしさがあります。
一部では「"打ち込みダンス系のR&B"や"イタロディスコ"の方にも近いサウンドなのでは?」「New Orderのサウンドに似ている」とも言われています。
過去曲のサンプリングが入ったユーロビートアレンジ「CATCH ME IN EURO」や、"角松さんご自身によるリズムマシンを用いたセルフカバー"も必聴です!
中山美穂さんのニュージャックスウィング楽曲
①「Mind Game」
この曲は邦楽に本格的にニュージャックスウィングが入ってくるかこないかくらいの時期の楽曲なので、かなりビートが80年代中盤の"ニュージャックラップ"に寄っています。
リズムマシンによる"ニュージャックラップビート"と悲しい歌声の組み合わせがカッコいい曲ですね。
②「Hide'n' Seek」
洋楽のような節回しやカッティングギター、フィルターシンセのサウンドが印象的なニュージャックスウィングです。
「Hide'n' Seek」のアルバムはデジタル系のR&Bが数多く収録されていますね。
③「Destiny」
「中山美穂さんのニュージャックスウィングといえばこの曲!」と言われている楽曲で、とてもファンキーなニュージャックスウィングです。
また、CINDYさんによるカバーもリリースされていて、こちらは歌詞が全く異なるのですが、節回しや間奏のオルガンソロがとてもカッコイイです↓
④「Keep Awake」
この曲は楽器もコードも含めて全体的に明るいサウンドとなっているニュージャックスウィングです。
このアルバムは海外レコーディングなこともあってか、中山さんの歌がめちゃめちゃ上手いです。
アレンジ(主のリードのフレーズ)の参考元は、Karyn Whiteさんの「The Way I Feel About You」と言われています↓
⑤「Vermilion Crime」
この曲はかなりファンキーで軽快なリズムグルーヴが特徴の楽曲です。中西圭三さんによる動きや跳躍が激しいポップなメロディラインが印象的です。
アレンジの参考元(主にドラム)はGuyの「Groove Me」だと言われています↓
総評
まず、大半のユーロビート曲は筒美京平さんの主導で作られていたと思うのですが、
京平さんは
「アレンジャーさんの入念な打ち合わせをしてサウンドメイクをされる作曲家さん」
なので、当時ユーロビートに凝られていた京平さんが、アレンジャーさんに
「この曲みたいなユーロビートにアレンジしてくれ!!」
と頼まれていたのではないかと思います。
↓以前書いた参考note
角松さんはこの時期ご自身のアルバムや他のアーティストのプロデュースでもユーロビート曲を数多く作られていますね。
一方、ニュージャックスウィングは完全にCINDYさんがファンクやR&Bシーンの流れに沿って取り入れられたのだと思われます。
まとめ
・80〜90年代の中山美穂さんの楽曲において、この2つのジャンルは大きなキーパーソンとなっている。
また、今後は他のアーティストさんの「ユーロビート/ニュージャックスウィング楽曲のまとめ」も作る予定です。
取り敢えず明日〜明後日に
・少年隊 ユーロビート/ニュージャックスウィング楽曲まとめ
を投稿します!