【働き方と生き方を統合し、更にチャレンジする女性】〜薬師寺妙子さん〜
看護士で、訪問看護ステーションとデイサービスの施設の経営を20年以上やってきた妙子さん。
大学の経済学部から、ウエディングのプロデューサーとして働いて5年。特別養護老人ホームのボランティアで「お家に帰りたい」と訴えているお年寄りに出会ったのをきっかけに働きながら、予備校に通って看護師になります。
総合職でテラスハウスから安い家に移り住み自分で予備校代を払って、毎日3時間の睡眠時間で28倍の倍率の受験。現役の高校生と張り合って合格した時の気持ちは今でも忘れられないと言います。380円のお弁当ですら電車賃がなくて買えなかったと感慨深げに話してくれました。
卒業後は大学病院の脳神経外科で働きますが、それなりにこなすものの、今後の道を考えて相談すると、「うちの病院で内科を経験したら」と引き抜かれます。
そこで、往診に携わり、上司に独立を勧められ、訪問看護ステーションを立ち上げるのです。
訪問看護で回っていると、デイサービスには通えるけど、医療依存が高くて入院するほどでもない人は、何の支援も入らず、家族にしわ寄せがきて、家族が倒れてしまう現実を知ります。
本人と家族とを離してお互いの時間を取る必要を感じ、訪問看護では人工呼吸や、透析等、全部診るようになり、その後、デイサービスを2箇所立ち上げる事になりました。
訪問看護、デイサービスの中で看取るのは、培ってきた知識や経験と、本人とご家族の信頼があってこそ。おくりびと+ナースという形で、今年もデイサービスで2人看取ったそうです。
仕事柄、24時間365日ずっと緊急対応をしている状態。常に連絡を取れるように、どこに行っても連絡があれば、途中で帰ってきて、何かあっても大丈夫と思える存在でありたいと話します。
スタッフとは10年以上関わる方も多く、お互いに助け合っている仲間なので、ここで働いて良かったと思って貰いたいと、スタッフや会社を守りたい気持ちや責任で頑張ってきたのです。
事業では右肩上がりの成長を遂げる反面、結婚してから、人に頼りがちなパートナーとの関係に悩み、大病もして、自己肯定感が低い事に気づかされたと振り返ります。
出産後は、親への許せない気持ち、こんなに憎んでいたのかと初めて気づき、勉強をして、メンタルトレーナーの資格も取りますが、頭で理解しても自分の人生への脱落を感じて辛かったそう。
ようやく全てを手放し、もっと人と愛おしく付き合い、もっと素直に向き合うのもよいと思うようになりました。
娘さんには自分の人生を思い通りに生きて欲しいと妙子さん。
これから在宅介護の施設を作りたいと意欲的で、新しい時代の波を感じて面白くなってきたと飾らない笑顔で話してくれました。その笑顔に私は、妙子さんの強さと包容力、チャレンジ精神を感じたのでした。
妙子さんに興味がある方はぜひ繋がって、沢山の経験談を聞いてみてください。
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