「自分ビジネスのプロモーター」〜北野智也さん〜
10年前に小学校の教員をしながら、リスクの小さいネットワークビジネスからやってみようと、日本アムウェイのディストリビューターを始めてから、今や会社経営をしている北野さん。
岐阜県出身で「学校の教育は記憶力を測るけど、友達と仲良くする力、生きる力と考える力は評価はされなくても価値だからね」と小学校で受けた教育が根底にある事を話し始めます。
中高の時は勉強する意味がわからず成績は低迷。お父さんに「学歴は給料に反映するから大学に行った方が良い」と予備校に通いカリスマ講師の指示を受け、偏差値35から75になったとか。
中高6年間を3ヶ月で取り返せる事に衝撃を受け、そのカラクリを知りたいと教育学部に入学。大学で「何の為に生きるのか」「本当に先生になって良いのか」と相談した時に「若い時に小さくまとまらなくて良い」「もっと大胆に生きていい」と言われ、海外の日本人学校の募集を受け、バンコクの日本人学校に勤める事になりました。
バンコクでは、日本人学校に通う家庭の殆どが現地の工場管理や会社運営に関係し、毎月開催される勉強会での交流を通して起業を考えるきっかけになったと振り返ります。
そこで、お金のノウハウやコミュニケーションのスキル、そしてコマーシャルやマーケティングで使う購買心理学を教えて貰い、お金と時間を有効に使うよう進言されたそうです。
一方で、生活を回す為だけに働く人達を見て、生きるという事を充実させる為に仕事をしたいと考え始め経営を勉強し、まずは社会的信用を得ようと帰国して東京での就職を実現させます。
旅行が好きで海外生活を切り上げる前にデンマークに留学し、船で世界一周をした時に、知り合った女性と結婚。4人のお子さんにも恵まれました。
生活の規模が広がるので、定時に仕事を終えると、その後、夜中過ぎまでネットワークビジネスをするという毎日。3年経って収入が継続的に安定し始めると話題性もあがり、全国で勉強会をする場が用意され、人前で講演するようになりました。
今意識しているのは、家族との時間を確保して一緒に楽しむ事。子ども達には「自分は価値ある人間で、何もしなくても存在していい事」が自然に身について欲しいと思って接しているとの事。
お金と時間を自由にしようと声かけても、収入にならない人がいるのを知り、助けが出来るようにと個性心理学を教えたりカウンセリングも行うようになり、今では育成もしています。
そして、自分の仕事をやりたい人に、お金のノウハウやマーケットの広げ方、流通の仕方、コミュニケーションの取り方をコーディネイトしてサポートしていきたいと思っています。これからは個性が生きる時代。
たくさんの人が北野さんのサポートを受け、自分らしく生きていける足がかりを築けるだろうなと感じました。
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