【温めていた思いを形にしてシンプルに自分らしく輝く人】〜寄國揚こさん〜
便利な都内の駅前なのに閑静な場所で落ち着いたたたずまいの隠れ家的カフェ、yoridocoro。
yori先生の台所という意味とみんなの”よりどころ”になるようにと名付けたyoridocoroはカフェであり、自宅であり、マクロビ料理教室兼、クッキー等を販売する仕事場です。
友人同士で気兼ねなく楽しめる完全予約制のお陰で、流行病の影響も最小限に抑え、いつも通り常連客達が、友を連れて心のこもった素朴で細かい工夫がいっぱいの美味しい料理を食べに来ます。
キッチンには思いが詰まった道具類が居心地よく収まり、こだわりの骨董品の食器もメニューも揚こさんの細かい気遣いと一緒に温かく客人をもてなしてくれるので会話が弾むのです。
元々料理が好きで材料が全く違うものになるのが面白く、子どもの頃からお菓子も作っていたそうですが、美味しいけど体に良くないと思う矛盾で罪悪感を持つのが嫌だったと言います。
自然食や体に良いものを追求するうちマクロビオティックに出会い、そのシンプルさに惹かれ、本を読んだり、体験しながら、インストラクターの資格も取った本格派。
ずっと料理を学んでいたものの、就職先の華やかな責任ある仕事と比べると刺激がないように思えてた頃、お父さんの他界で、介護の世界へ入り、そして徐々に料理を仕事にしていったそうです。
習った料理の経験の豊富さや販売や集客へのチャレンジャー精神には、料理への情熱やパワーを感じますし、反応を知って改善していく姿勢からは、受け止める謙虚さと意気込みが伺えます。
丹精込めて作ったお菓子やジャム、味噌等の調味料を趣味で終わらせず、販売方法を模索し、互いにやり取り出来るライブ販売に行き着いた過程にも新しい感性と強い信念が感じられるのです。
販売も運営も量や数の多さを求めず、自分で作る事にこだわりながら自分の手が届く範囲での心の余裕を大切にしたいという話に、1つの物事を極めていった人生の深みを感じます。
特別な事、凝ったものだけが素晴らしいのではなく、料理は毎日の事だから、誰もが気軽に簡単に作って欲しいという気持ちを大切にしているのです。
食材は季節に合わせて、作り手が、食べる人のことを考えて工夫して料理する事こそ、マクロビオティックだと思っているそうです。
最近、依頼を受けて保育園の給食を基本的な調味料と食材で作るようになったそうですが、自分の考え方や思いが形になって現れているのが保育園の給食レシピだなと気づいたとのこと。
それを本にしてママさんや、みんなにも伝えたいと、2021年10月の出版を目標にしています。 興味がある方はぜひ https://www.instagram.com/macrobianyori/
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