見出し画像

【落語を通して人間らしい可笑しさ愛しさを表現する人】〜立川志ら門さん〜

ソフトボールから始めた野球で、お父さんの「やるなら一番になれ」という期待を受けて、毎日一緒に練習をして、プロ野球選手を目指して大学まで野球一筋だった志ら門さん。

怪我をして、肘の手術を受けてからストライクが入らなくなり、だんだん面白くなくなって大学4年の時にシフト。華やかな世界に憧れて、マスコミ業界のTV番組制作会社に就職しました。

早朝から監督が書いた台本のコピーをし、出演者のエスコート、撮影の準備や片付けまで深夜に渡り、全ての雑用をこなして自らはお風呂に入る時間もない程の忙しさだったと言います。

正社員で収入面で安定はしても、やりたい事とは違うと感じ始めた頃に迎えた東日本大震災。

その時、小さい頃に連れて行って貰った落語が印象的だったこと、野球を諦めた頃に偶然落語を大学の授業で受けて、落語家になりたいと思ったことを思い出したそう。

当時は落語家では生活出来ないと思ったのですが、人間いつ死ぬかわからないと思ったらやってもいいと師匠に弟子入りし、前座修業を始めました。

しかし収入の不安定さを補うためバイトを掛け持ちしたり、早朝野球で右膝骨折する等「甘かった」と振り返る生活態度が露呈して、破門。

それでも落語以外の生活が想像できず、別の師匠に弟子入りし、破門の「門」を名前に刻んで、新たなスタートを切ります。

自分が面白いと思った落語を自分が伝えて相手にも喜んで貰える、共感している感覚がいいのだそうです。大衆芸能という事で、照明を暗くせず、客席との距離を縮めて相手の表情や雰囲気を読み取りながら、舞台裏まで見せて観客と一緒に作り上げる感覚が醍醐味なのだとか。

プロ野球選手の夢も、人前に出てプレイを見て喜んでもらうことなので、その意味で落語も同じ。夢が叶って幸せだと、収入は不安定でも気持ちは安定しています。

5歳と0歳のお子さんには、やりたい事を全力で応援をしたいながらも、まずは自分を昇華できるように頑張りたいと語ります。

自分が受けた親の愛情を素晴らしいと感じ改めて感謝しつつ、自分はそこまで子どもに時間と労力とお金はかけられないと言う志ら門さん。

私は、背伸びをせず、素の自分を隠さない真っ正直な志ら門さんが持つ人間的な魅力は、落語の持つ魅力とかぶっている事を感じました。

そして落語を通じて、社会の常識の中で萎縮し本当の自分の気持ちを隠している人の心に入り込み、自分の人間臭いところを笑ったり愛おしく感じられる人を増やして欲しいと思ったのでした。

興味を持った方はこちらから連絡してみてください。
落語をもっと知って欲しい志ら門さんの挑戦をご案内できます。

ホームページ:https://peraichi.com/landing_pages/view/shiramon/
ツイッター :https://twitter.com/t_shiramon777?s=21
フェイスブック: https://www.facebook.com/ken.hashimoto.587





🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

インタビューに興味がある方は、ライン公式アカウントに登録して連絡ください。Twitterからも連絡出来ます。

ライン公式アカウントhttps://lin.ee/sbmnvyV

Twitterはこちら:https://Twitter.com/emiko_message9


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?