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【自分の価値観をしっかり意識し、強くしなやかに生きる女性】〜Maria Olgaさん〜チリ


17歳で出会い、18歳でプロポーズを受け、自分のお母さんよりも年上の男性と19歳で結婚、来日したマリアさん。

当時はただ高価なチョコや花束にのせられ何も考えなかったそうですが、30年以上経った今でも仲の良い夫婦関係のお手本を見せてくれています。

出身はチリ中部の小さい村で、自給自足に近い農家の祖父母に育てられ、特におばあさんからは経済感覚や生きる力を教えて貰い、ないなりに豊かな生活をしていたと振り返ります。


身だしなみを綺麗にして、居心地良く環境を整えることは自分を守ることにつながる、良いものは自分で選んで取る事だとおばあさんから教えて貰い、そこから学んで自分達の知恵にするのだと考えています。

若い頃は夜行列車に乗って首都サンティアゴに行き、自分の好きな洋服を多めに買って村に帰ると、自分と同じファッションに憧れる人が、言い値で買ってくれたそう。ベッドのカバーや石鹸も多めに買うと安くしてくれるので、それを売ったりして小遣い稼ぎをしていたそうです。

来日して、二人の息子が誕生すると不安どころでなくなって子育てに一生懸命になりました。

「言語は使って覚える」という夫の方針で語学学校には通いませんでしたが、綺麗な日本語を使って、ユーモアと丁寧な態度で人を和ませるコミュニケーション力が高いのです。

言葉を選んで決して人を傷つけない事もたくさんの友人と交流関係を持ち、信頼を深めている理由の一つ。

子ども達には生活するベースの日本に馴染むよう、まずは日本語を覚えて欲しくてスペイン語は教えなかったと言います。

自ら興味が出た時にこそ、一番覚えられる、その時からいくらでも出来るという事を夫婦共に知っているのです。

そして子ども達には安定感や前向きに伸びる気持ちを大切にして欲しいと願っています。たくさんの夢を持っていたらその中で1個くらいは叶えられるから。

友人を家に招けば、飾る花やテーブルの配置、お皿にも気を遣ってゲストが心地良くなるようにアルコールから美味しい料理、音楽に至るまで才能を感じさせる完璧なホストになります。

彼女の手料理のファンは多く、どんなレストランで食べる料理よりも美味しく、手の込んだものからキャンプ先でのあり合わせの料理に至るまで、豊富な経験から見た目も豪華で素晴らしいのです。

旧家である夫の実家から100年以上前のお皿を頂いて今も大切に使っていると言います。古いものが大好きで良いものは飾るだけでなくしっかり使ってあげたいと話します。

これからは、ゆっくりのんびりしながら、日本の事をもっと知りたいので、色々な所に出かけて海や山の幸を美味しく頂き、神社巡り、お城めぐりを楽しみたいそうです。

日本の良さは何より平和で安全な国だと話します。世界の多くの国では戦争がなくても一人で出歩くのは危険なのに、日本は女性一人でどこにも行けるし、何をしても大丈夫なことが嬉しいそうです。


チリは生まれ故郷ではあるけど、日本にいる方が長いので、日本で楽しく暮らしていきたいと笑顔で話してくれました。






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