保護猫預かりボランティア(4.5.6日目)
飼育放棄で(殺処分前提で)保健所に持ち込まれた美酢(ミチョ)。
お預かり4.5.6日目の記録。
美酢を預かるに至るまでの経緯はこちら。
週末は私が運営しているゲストハウス【タテマチノイエ】のイベントがあったので、ミチョお預かりのアップデートが滞ってました。
実は、お預かり4日目(土曜)の朝、
ご飯をあげようと様子を見にいってみると、
なんと、ケージの中にミチョの姿がありませんでした💦
扉は閉めて鍵もかけておいたはずなのに。。。
と、よくみると、下の段の鍵が外れてました。
下の段までは鍵をかけていなかったので、扉を力づくで押して脱出したのでしょう。
お部屋の窓は閉まってるし、出入り口の扉も全て鍵をかけていたので、部屋のどこかにいるはず!と探すこと10分。
いました!
ゲストハウスまちやどの1室、2段ベッドのお部屋がこのコロナ禍でほぼ稼働しないし、1ヶ月限定だったら。。。と大家さんから許可を得てお預かりしているわけなのですが、
ちょうど2段ベッド上段のヘッドボード的な部分と壁の隙間に隠れていました。(せまっ!)
枕で隙間を埋めながら、ところてんのようにぐいぐいと押し出したらなんとか出てきてくれましたが、
家って意外と細かい隙間がいっぱいあるんですね。。。
お預かりの前にある程度の隠れ場所や逃げ場は塞いでおいたつもりなんですが、猫の体の柔軟性は私の予想を遥かに上回っていて、なかなか捕まりません。
ケージの中にご飯を置いて数時間放置してみましたが、相変わらずすみっこに隠れて出てこないミチョ。
まあ、この際ずっとケージの外でも構わないのだけれど、どうみても居心地悪そうだし、ご飯も食べて欲しいし。。。と、
なんとか追い込んでケージに収まってもらいました。
不思議と、ケージを布で覆って入り口だけ開けておいたら、自分から入っていきました。やっぱり狭い暗い空間の方が安心するのかな?
そんなこんなで、せっかく3日かけて、ほんの少し(5ミリぐらい?)距離が縮まったかに見えたミチョとの距離ですが、振り出しに戻る。。。です。
というかむしろ、ケージに入ってもらうまで、だいぶ追いかけ回してしまったので、恐怖心を煽ってしまって、来た時よりも距離ができてしまったかも?
1ヶ月の検疫期間を経て、猫カフェデビューをした際には、人慣れしていた方が里親希望も増えるだろうとは思うのですが、ミチョなりのペースがあるんでしょうね。
猫カフェには長い間人間と関わっていても心を開かない子もいるし、ミチョももしかして、どんなに時間をかけてもずっとなつかないかもしれない。
でも、「人間と仲良くしてほしい」とか、「人に慣れていい里親にもらわれて欲しい」って、それは人間の都合や願望であって、ミチョが望むことではないかもしれないとも思います。
動物と関わるときはいつも、どれが正解なのかなんて分からなくて、いつも手探りです。
もちろん、経験を積んだらある程度コツは掴められるんだろうけど、
「正解」はない。
だって、言葉を話さないんだもんね。
てか、言葉を話す人間の子育てや教育だって同じことで、
いつだって、正しいかどうかはわからない。
だけど、1人ひとり、1匹1匹がどう感じているか、何をして欲しいか、想像してみて、できる限りのことを精一杯誠意を持ってしてあげる。
それしかないんだな、と思います。
何が正解かはわからないけど、少なくともミチョがあのまま保健所にいたら、今頃殺処分されてこの世にはいなくなってしまっていたかもしれないことを思うと、それだけは絶対違う!って確信できるので、ミチョが今、どんな気持ちでうちにいてくれてるかはわからないけれど、少なくとも、命をつなぐことに微力ながら貢献させてもらえてよかったなと思います。
ケージの中であれ外であれ、まだまだ私の顔を見るとシャーシャー言って怖がるミチョ。
でも、私が見てないところでご飯も食べるし、オシッコもウ◯チもしっかりしてくれているので、しばらくは必要以上に構うのをやめて、そっとしとこうかなと思います。
先日、私がミチョのお預かりの依頼を受けた【ネコリパブリック 】さんの投稿で、子猫ラッシュ、保護ラッシュのためお預かりボランティアしてくれる人まだまだ募集しているみたいですよ。
お預かり以外にも、お買い物やSNSでの投稿、シェアなど
いろんな形で応援できます。
ぜひ、ウェブサイト覗いてみてくださいね。