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[済州旅行] 済州島を歩いて一周・8つ目のオルレキルを完走

唐突ですが済州観光と言えば何を思い浮かべますか?

済州の北西部にある飛揚島クムヌンビーチから撮った写真

済州といえば?

海や山といった自然・グルメだと太刀魚やアワビなどの海鮮や黒豚。
カジノやゴルフなど娯楽を思い浮かべる方もいるのかもしれません。

実際に済州に住んでいてよく耳にするのは한달살이ハンダルサリ
1カ月程度のプチ移住のことで、移住を前提の方もいらっしゃるかもしれませんが、バカンスに近いイメージ。済州には한달살이に来る方がとても多いです。

ちなみに済州観光公社のビックデータサービスによると済州の人気観光地は主に以下の場所です。

済州にまだ来たことがないという方は参考にぜひ!

記事をあたためにあたためていた影響もあり、データの季節的に菜の花と桜で有名な鹿山路も混じっていますが、基本的には春夏秋冬・1年中観光客が多い有名なスポットが多いかなと思います。

前置きがだいぶ長くなりましたが、今回は題名通り・そして上のランキングの中でもnote主が推したい済州の「オルレキル」について紹介します。

オルレキルについて

올레길オルレキルは全長437km・全27コースで構成された済州を一周するウォーキングコース。
2007年に最初のコースができ、現在は姉妹の道として九州宮城・モンゴルにもオルレキルがあります。
올레オルレは「通りから家に通じる狭い路地」、キルは「道」を意味します。

©제주올레 홈페이지 より

ほとんどが海沿いを通るコースで、済州に360個ほどある오름オルム(済州の言葉で山を意味し主に側火山を指す)がコースに含まれることも多々あります。

空港から海を正面に向いて左手にあるのが道頭峰
滑走路や空港の展望デッキからも見え、オルレ17コースに含まれています。

サンティアゴ巡礼路をはじめとした世界13の徒歩旅行地とも友情の道としてネットワークを結んでおり、外国人向けの公式プログラム(詳細は後述)には「オルレキルを歩くために済州に来たよ!」という方も多くいらっしゃいました。

道しるべ

オルレキルの道しるべにはいくつか種類がありますが、主となるのが(写真左から)リボンと간세カンセ、矢印。これらを目印にゴールを目指します。

リボンの青色は「済州の青い海」、オレンジ色は「済州のみかん畑」を表す。

カンセは済州オルレを象徴する野生の子馬の名前で、済州の言葉で「のんびりとした怠け者」を意味する간세다리カンセダリが由来。写真のように観光スポットに関する案内がある場合もあり、頭の向きが進行方向です。

矢印は青色はスタート地点からフィニッシュ地点への正方向、オレンジ色は逆方向に進む際の道しるべです。

今回歩いたコース

島の東端・성산일출봉(城山日出峰)の近くにある1コースを歩いてきました。オルレキルにはスタート地点・中間地点・フィニッシュ地点と3か所にスタンプがあるのですが、note主は大抵半分や3分の1程度ずつ歩くことが多いです。今回のコースも半分はすでに(2年前に)歩いていました。

このコースにも前述のオルムが含まれており、말미오름(두산봉)マルミオルム(ドゥサンボン)というオルムがスタート地点付近にあります。

マルミオルムからの景色。左手に見えるのは牛島・右手が城山日出峰
1コースのフィニッシュ地点はクァンチギ海岸にあります。

1コースの難易度は中。最初のオルムが大変だった印象ですが、後半は平坦な海沿いの道なのでそれほど大変ではなかったイメージです。

ウォーキングメイトプログラム

途中で触れた通り、オルレキルには外国人向けの公式プログラム・ウォーキングメイトがあります。

西帰浦市にある6コースを簡単な案内をしてくれるボランティアの方とともに歩くもので、初めてのオルレキルにおすすめです。
ホームページの案内は残念ながら英語のみですが、日本語のボランティアの方も多数いらっしゃるのでご安心を‼ 

天気などにもよりますが、海女さんが見れることも。

コースは쇠소깍セソカク付近をスタートし、西帰浦市内の済州オルレ旅行者センターを目指します。事前連絡が必要ではありますが、夏を除いて毎週土曜日の朝9時30分から行われており、2時前後にフィニッシュ。コースの難易度は低めです。

オルレ関係者さんの話では、日本人の参加者の方がなかなかいらっしゃらないとのことで残念がっていらっしゃいました。
現在は無料で行われていますが、今後有料化も検討されているそうㅠㅠ
興味のある方は早めに参加するといいかもしれません。

おわりに

今年の夏は韓国国内で済州が一番暑かったそうで、9月に入っても現在進行形な様子…。
しばらく暑い日は続きそうですが、くれぐれもご自愛ください。

長文をお読みいただきありがとうございました :)