見出し画像

実は誰かの人生にも関わってた話

子育てひろばとよばれる、
赤ちゃんがたくさん来る場所で働いてます。
主に子育て相談をしたり、雑談したり、赤ちゃんとのあそびを提案したり(という名目で、一緒に楽しむだけ)。
親たちのお互いの育児が影響し合って、いつのまにか育児の力がつく場になるように、そこでは私は教える立場じゃなくて、ほっとできる場にすること、相談事も考え方を整理するお手伝いにとどめることを心掛けてます。

自分で体得した発見こそが腹落ちし、糧になる0〜1歳。きっと育児1年生のお母さんたちにも同じことが言えるのでは、と。
「こちらが黒子になってると全体が良い感じになるよ」という、保育園時代の先輩保育士の話に目から鱗、保育の日常から学んだことが私のベースになってます。

話は変わり、
先日、お引越しが決まり、ひろばをもうすぐ卒業するご家庭のお母さんがこんなこと話してくれました。

「事務仕事をしていたけど、この育休で仕事をやめ、引越し先で保育の道を目指すことにしました」
「あなたが作るこの場所があったから子育てが楽しかったこと、昔お喋りで『いつからでも、なんだってできる』と言ってたことがきっかけだった」
「もう、子どもの世界にしか目が向かない。受けた恩を次の人に送りたい」

母の力がすごいよ…!支援者冥利に尽きる…
でも、はて私そんなこと喋ったっけ?と必死に思い出そうとするも思い出せない。
ママン「ほらー、あつぉさん、子ども産んでから保育士資格取ったって言ってたじゃん、その時『いつでもなれるよ〜』って!」

お、おう、相当美化してるな…。
私みたいな頭良くない人でも、産後の頭でも保育士資格取れたから、誰でもイケるぞ!くらいのニュアンスで言ってかも笑

でもそうやって、こちらの無自覚で何気ない言動が、受信する側の状況や捉え方によっては、ブスっと刺さることがあるんだな、という貴重な学びとご褒美になりました。とともに、何もしてなくても誰かの受信力から人生に関わってしまうある種の怖さを感じ、身の引き締まる思いがしました…言動、気をつけよ。

保育、ご時世もあって、
茨の道のこと多いからなあ…あわわわ。
どうか、そのお母さんに幸せな保育のお手本になる光の手が現れ、その出会いを逃さずにぎゅっと握り返せますように🤝

私も、ネクストステージに向けて、少しずつ地ならしを始めようかなという気持ちになりました。
私は、私の住む町のちびっこが、幸せに育つお手伝いがしたいんだよね、ほんとは。

いいなと思ったら応援しよう!