オフィスの音問題、どう解決する?
オフィスの課題としてよく聞くのが、音問題です。
「会議室の会話が漏れる」
「WEB会議中、周りの音がうるさい」
「キーボードのタッチ音がうるさい」
みなさんも、感じたことがあるのではないでしょうか。
最近のオフィスは、音が減っている
最近のオフィスは、間仕切りの少ない「オープンオフィス」が主流です。
執務スペースとミーティングスペースを同居させることで、空間的な広がりを演出できるというメリットがあります。一方で、壁が少ないことから音問題が多く発生しやすいのがデメリット。
音問題を解決しないと、集中力が下がるだけでなく、遠慮が生まれてコミュニケーションを取りづらくなる場合すらあります。
しかも、最近のオフィスは昔に比べてずいぶん音が減りました。
社会人歴の長い方なら分かると思うのですが、昔はオフィスのいたる所で固定電話の音が鳴り響いていましたよね。
最近は固定電話が減って、電話をするとしても個人携帯だったり、もはやチャットツールで完結することも多くなりました。
電話が鳴らない=ノイズが少ない環境になったことで、タイピング音のような小さな音が悪目立ちしているのです。
音を音で消す、サウンドマスキングが効果的
では、どうやって音問題を解決すればいいのか。
「防音効果の高い会議室をつくる」
これも一つの解決策だとは思いますが、完全防音にするには大規模な工事が必要です。お金も時間もかかります。
さすがにそこまで投資できない、という方にオススメしたい解決法があります。ずばり、サウンドマスキングです。
たとえば、喫茶店をイメージしてみてください。
店内に2人組のお客さんと自分しかいなかったら、意識せずとも向こうの会話が気になってしまいますよね。
逆に、お客さんが大勢いる時はどうでしょうか。ガヤガヤとうるさいはずなのに、周りの声に気を取られることは少ないと思います。
これは、複数人の声が重なることで、会話の内容をハッキリ聞き取れなくなるから。音で音を消す、これがサウンドマスキングです。
オフィス内の音が減っている時代だからこそ、あえてノイズを発生させることで、音問題は少し解決すると思います。
ヤマハの「スピーチプライバシーシステム」がすごい
ここで、サウンドマスキングにオススメの商品を一つ紹介します。
ヤマハの「スピーチプライバシーシステム」は、サウンドマスキング効果を活用した製品です。
オープンオフィスが増えている昨今、会議室をつくることなく音問題を解決するためのツールとして提供されています。
ヤマハ独自のマスキング技術を用いることにより、小さなマスキング音でも、周囲に会話の内容が聞かれてしまったり、周囲の声がはっきり聞こえることを防いでくれます。
この「スピーチプライバシーシステム」の何がすごいかと言うと、人の声を細かく分解して流していること。しかも、音量もそこまで大きくありません。音は音でも、ノイズ感が少ないんです。
弊社の東京オフィスにも設置しているのですが、意識しないと気付かないほど自然ですよ。(もし気になる方がいらっしゃったら、ぜひ体験しにいらしてください)
BGMを流すのも効果的
もう少し手軽な方法としては、BGMを流すのも効果的だと思います。これは多くの企業が実践していますよね。
たとえば、水の流れる音や鳥のさえずりなど、ヒーリング系の音は万人受けしやすいでしょう。
ちなみに弊社の執務スペースでは、クラシックやジャズを流しています。リラックス効果があるので、心地良く業務に取り組むことができ、集中力が高まるそうですよ。
みんなが知っているようなリズムや、歌詞のある曲はあまり向いていない、とも聞きます。テンションは上がるかもしれませんが、逆に意識を取られてしまうからです。
もちろん、音というのは人によって感じ方も様々ですし、場所やシチュエーションによっても最適な解決法は違うと思います。音問題に悩んでいる方は、ぜひ色々と試してみてはいかがでしょうか?