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乳がん後の体重に対する補完療法(サプリなど)の使用

Prevalence of and attitudes towards complementary therapy use for weight after breast cancer in Australia: a national survey
オーストラリアにおける乳癌後の体重に対する補完療法の使用の有病率および姿勢:全国調査

BMC Complementary and Alternative Medicine (2019) 19:332
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Prevalence+of+and+attitudes+towards+complementary+therapy+use+for+weight+after+breast+cancer+in+Australia%3A+a+national+survey

さとう:痩せるために、サプリメントとか使っているのか調べました。

はじめに:
 乳がんの女性の減量のために補完療法を使用することについてはほとんど知られていないため全国調査。
方法:
過去12か月間に、減量のために補完療法を使用することについて質問。補完療法士(鍼治療師、カイロプラクターなど)への訪問、漢方薬および栄養補助食品(ビタミン、ミネラル、ハーブ、など)の使用、および自助療法(ヨガなど)の使用に分けられる。
体重管理に使用することのメリットとデメリット、および効果を実証する研究証拠がある場合に体重管理に使用する補完療法について質問。
結果:
1857 人中、合計309人が回答。女性の大部分は白人(92.5%、n = 285)で、平均年齢は59.1歳。
診断時の平均BMIは26.23 kg / m2、調査時は28.02。平均体重増加は9.07 kg
診断時の女性の半分未満(48.5%)は過体重または肥満、調査時までにこの比率は67.3%に上昇。
 4分の3が、過去12か月間に減量のために補完療法を試した。最も人気のある治療法は、サプリメント、ヨガ、リラクゼーション技術、マッサージ、瞑想。ヨガ、瞑想、ピラティスを試したことのある女性の40%以上が、減量に関して有益であることに同意。
全体として、回答者の約4分の3は補完療法の有効性について科学的証拠が実証されていれば、減量のために補完療法を喜んで試す。
ディスカッション:
 乳がんサバイバーに補完療法を使用すると、症状緩和する。
減量は、科学的根拠に乏しいことやコストが壁となっている。
3/4の女性は有効性が証明されれば、鍼/指圧、瞑想、ヨガ、栄養補助食品などを試すそうです。

イケてるところ:補完療法で、適切な科学的根拠のある取り組みの説明が必要であることを明らかにした。減量に鍼灸が有効なこととか、一般には知られていないことが知れた。すでに補完療法を取れ入れている人が多いことが分かった。
イマイチなところ:母集団の数が少ない。有病率どこいった。

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