モダン建築の京都
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
昨年展示最終日に滑り込みで見に行った展示
『モダン建築の京都』のレビューを書きます。
なかなか書く時間がとれずにいつの話だよって話です。
しかも、もう終わってしまっている展示なので参考にというよりはこんな展示だったんだと思って読んでいただければと思います。
また合わせて展示会場だった『京セラ美術館』のレビューも書いて行きますのでそちらはこれから行かれる方の参考になればと思います。
モダン建築の京都
開催概要
展示構成
7セクションで、36プロジェクト。
現存する明治、大正、昭和の「モダン建築」を厳選し、貴重な資料とともに紹介
展覧会初出展、重要文化財などの貴重な図面、写真、スケッチ、模型、家具、映像、言葉など、400点以上の多様な資料を展示していたようです。
展示を見た感想
まず全体を通しての感想は内容が盛沢山でびっくりしました。
当時の図面や資料さらに実際使われている家具なども展示していました。その中でもすごいなと見入ったのは精密な模型の数々でした。
さらに構造内部まで再現した3D映像もすごかったです。
こちらは撮影不可だったので私の語彙力で伝えれるか自信がないのですが…
建物の外観だけでなく内部の構造部分まで3Dで再現しているの映像がすごかったです。
実際建物を見ても見れない部分なので展示を見に行けて特別感を感じる事もできました。
南禅寺界隈別荘庭園群・無鄰菴を再現した3D映像もすごかったです。
(もうねぇ語彙力が無さ過ぎてすごいしか言えないのが悲しい)
無鄰菴は近いうちに行きたいところのひとつです。
京セラ美術館
今回の展示会場でもある京セラ美術館も展示内容のひとつでした。
『和と洋を紡ぐ』のセクションで紹介されていました。
京セラ美術館は2020年3月にリニューアルオープンしました。
以前は京都市美術館という名称でした。
改装後に初めて訪れてみて、改装前の美術館に来た事があるはずなのだがと記憶を探っていると一緒にいた友人が
『ここモネ展で来たところだ』と言ってくれたので私も思い出しました。
私も数年前にモネ展を見に訪れた事がありました。
改装前とかなり変わっていてすぐに思い出せなかったのです。
外観で大きく変わったところ
まずは外観ですが、『浮いた??』
いえいえ浮くわけはないのですが、地下ができて入口が地下部分になりました。
その部分がガラス張りの為浮いて見えます。
日が沈みライトアップされるとさらにそう見えます。
新しくできた東山キューブ
展示を見ていても思ったのですが、『広くなった!?』
そうなのです、新しく展示スペースとして『東山キューブ』が造られました。
今回の『モダン建築の京都』もこちらで展示されました。
また今で閉鎖していた東エントランスが東山キューブにつながるルートになっています。
また東エントランスが開放したことでもともとあった日本庭園も一般公開しています。
ただしこの日本庭園は一度出ると東山キューブの方から建物に戻ることはできません。
ぐるっと回って正面エントランスまで戻らなければいけないのです。
改装内容について
今回改装内容について調べていたら日本建築学会賞の受賞業績紹介ページに凄くわかりやすいページをみつけたのでリンクを貼っておきます。
図面もあって、改装した部分残した部分が分かりやすく記載しています。
建築好きな人、図面好きな人はきっとテンションがあがると思うのでぜひ見てみてください。
(いつまで見れるホームページか分からないので興味ある方はPDF保存をおすすめします)
まとめ
展示も面白かったのですが、結局一番楽しかったのは京セラ美術館の探索でした。
今回展示を見る時に音声ガイドを利用しました。
すると京セラ美術館内の音声ガイドもついていました。
それを聞きながら廻る京セラ美術館が楽しかったです。
その他の展示していた建物も実際の建物の方でイベントをしていたようですが、私は最終日に行った為それらには参加できずでした。
でもやっぱり実物の建物を見て体験したいなと思いました。
近々展示していた建物で実際見学できる建物の中で訪れたいと思う建物をピックアップしようと思います。
そして建物見学のレビューもできればなと思います。
長々と読んでいただきありがとうございました。
少しでも京セラ美術館に行く際の参考になれば嬉しいです。
左巴建築設計事務所 さわ。
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