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31歳でデンマークに行くまでの道のりPart2
憧れていたフォルケに踏み出す足掛かりとなったのが、Local Letterによるライター講座。
前編ではデンマークとの出会いから受講するまで。そして後編では受講した後から、実際にデンマークに行くまでのお話を。
ライタ講座受講による変化
ライタースキルというより、ずっと追いかけていたCompathさんに取材ができるかもしれない!と参加したライター講座。
前編でも書いたけれど、受講時の段階では、自分が担当出来るのかどうか、そもそもCompathさんが取材対象になるのかも定かでなかった。
けど、東川町に行くなら絶対にCompathに行くはず。という根拠のない自信は見事的中し、無事に取材も担当させてもらえることに。
当時、自己投資することへの不安もあったけれど、ライタースキル以上のものを得ることが出来た経験となった。
結果、この時の出会いがきっかけで、株式会社whereのぽぽさんから+NARU NIHONBASHIの立ち上げに誘ってもらえることに。
+NARUは、好奇心で動きだす、日本橋のオープンスペース。集って語って活動するための、寄り合い所のような場所です。
やるべきことが溢れる現代に、やりたいことや好奇心で動きだす人を増やしたい。そう思って私たちはこの場所を作りました。
必要なのは、壮大なビジョンではなく、自分が面白い!と思ったものに深く向き合うこと。そうすれば、きっと新しい何かが生まれていくはず。
私たちが目指すのは、趣味と仕事の間のような、自分の好奇心を起点にした活動をする人が増えていくこと。
ちなみに、コミュマネの話をもらった時、ぽぽさんと話すのはライター講座ぶりかつ二回目だったし、コミュマネのイメージもよく分からなかったし、正直ちょっと渋りそうになっていた。笑
それでも、福祉の会社を業務委託に切り替え、別の仕事をする必要もあったこともあり、とりあえずやってみよう!と、その場でOKした自分のことを本当に褒めてあげたい。
英語コンプレックス脱却?
こうして、+naruの立ち上げメンバーとしてジョインした私は、相変わらず英語コンプレックスのまま。
1年前の私は、この時もデンマークに行くことを想像をしていない。
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新たなメンバーも加わりどんどんパワーアップ!
そこから、どう気持ちが変化したのか。
(ようやくかよって感じですね、笑)
いくつか要素を書き出してみると、、、、
コミュマネの1人がマアムというアプリで英語を話し始めたり、英語に触れるようなイベントを企画していた
メンバーさんが英語で話しかけてくれたり、英語コンプレックスの克服を手伝ってくれた
新しくジョインしたコミュマネがフォルケ経験者だった
イベントの参加者たちに留学経験者が多かった
初めて外国人の友達と2人で遊んでみた
みたいな感じで、本当にちょっとずつ英語や北欧、外国といったキーワードが身近に登場することで、自分の中で遠くにあったデンマークがぐっと近づき、理想から現実味を帯びるように。
フォルケに行くことを決意した日
とはいえ、デンマークに行きます!フォルケに行きます!と宣言するほどの勇気はやっぱり持ち合わせていなかったので、最終的にどうやって決断したかというと、「運」である。笑
ある出勤日、その場にいたコミュマネ同士で将来の話をした時があった。
「大学院に行きたい」「地域活性について学びを深めたい」など、それぞれの想いを聞いているうちに、私も何か学ぶとしたら何だろうか。と、自問自答。
その時に頭をよぎったのがフォルケであり、そのままの勢いでネットサーフィン。
前調べた時には学校の多さとテーマの多さで学校を探す時点で心が折れていたけど、
今回は自分の中でもマインドフルネス、ウェルビーング、ヘルスといったテーマへの関心を強めてたこと、ここ数年でフォルケに行く日本人も増えたこともあり、体験談を探すのにもあまり苦労をしなかったことも大きかった。
相変わらず英語に対しては懸念しかなかったけど、いくつか読んでいたnoteの一つに、「英語が苦手だったけど少人数かつ年齢層も高めだったから選んだ」というのを読んで、初めて学校のHPを見てみるステージへ。
興味関心であるヘルスのコースがあり、内容を読んでみると、なかなか良さげ!
Simple tools to improve your health in a way which at the same time develop your human resources such as energy, insight, intuition, and happiness. Happiness is not just the best medicine. It is also a way to mobilize motivation and develop creative interaction so that you are better able to handle the challenges of all areas of life.
エネルギー、洞察力、直感、幸福感などの人的資源も発達させながらシンプルに健康を向上させる方法を学びます。幸福感は最高の薬であるだけでなく、モチベーションを高め、創造的な交流を育む方法でもあります。これにより、人生のあらゆる分野の課題にうまく対処できるようになります。
どうやらフォルケによっては半年、一年待ちになることもあるらしく、「同時にいくつかの学校に申し込むと良い。」といった記事をよく見かけたけれど
正直、英語で申し込むこともハードルが高いし、他の学校を同時に探すのもめんどくさい。
とりあえず、この学校で空きがあるか聞いてみて、もし空いてた時には、それは行くタイミングなのだ!と他の学校は特に探さずにそのままアプライすることに。
なので、この時点では特に渡航のためのお金の目処もたってなかったし、英語の準備も全くできていない。
ただ、もし空いてた時には借金してでも行こうという気持ちで送信。(我ながら考えが極端。笑)
結果、その学校から空きがあると連絡が来たことで、ようやく腹を括ることができ、フォルケに行くことにしたのだ。
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能天気そうな一枚を。笑
決意してからの不安
こうして、ついにフォルケに行くことが決まり
あとはもう身を任せるだけ。
この時点で何に不安があったかというと、
やっぱり金銭面のこと。
そう、仕事をどうするか否かを悩んでいた。
コミュマネは現場仕事なので卒業をするにしても、オンラインで出来る仕事を増やし、デンマークでも仕事をするべきかとフォルケに通っている人に仕事ができる環境かを聞いたりしていた。
未来のことを考えれば金銭面の確保をしておいたほうが安心ではある。
でも、自分の性格上、仕事をデンマークに持っていったら頭の大半が仕事に支配されることは目に見えていた。
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そんな悩みを大好きな先輩たちに話すと、「仕事はもってかないほうがいい!」と一刀両断!笑
「本当に困った時には私がお金を貸すから」とまで言ってもらい、潔く仕事はしないことを決め、全てを3月末で一区切りさせることに。
正直、仕事を持っていかないと決めたけれど、不安が消えたわけでもないし、デンマークに来たところで、急激にポジティブ思考になれた訳でもなった。笑
ただ、ありがたいことに、「絶対になんとかなる!」「帰ってきてからが楽しみだよ!」と声を掛けてくれる人たちが多くて、
自分への信頼度は低めな方だと思っているけれど、大好きな人たちの言葉は信じようと、なんとか仕事への不安を必要以上に大きくせずにいられている感じである。
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けど、この点については、それぞれの不安度具合いによると思うから、一概に仕事を持ってかないほうがいい!とは思わない。
実際、フォルケに来てる他の日本人でいうと、
仕事を辞めて真っさらな状態で来ている子
量は減らしつつも個人で仕事をしている子
帰ってきてから戻れる仕事を確保している子
など、三者三様である。
私の場合は、報酬が発生する仕事としては何も持ってきていないけれど、関わっているコミュニティDANROのMTGなどが2週間に1度くらいはあったりとなんだかんだ毎週、日本とオンラインで繋がっている。
もちろん、フォルケでの生活や、ここでの出会い、繋がりも大事だと思うけれど、私にとっては、日本にも居場所があるということが実感できることがが安心感にもなっていて、これくらいのコミュニケーションがちょうど良く機能している。
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より詳細を知りたいという人へ
ということで、ここまでが私がデンマークと出会ってフォルケに行くまでの物語。
ちなみにルームメイトであるtamiちゃんが、フォルケに行く際のビザのことやデンマーク生活(交通機関のことだったり)とか、実用的なことを
かなり細かくnoteにあげてくれている!
もっと正確に具体的な方法を知りたい人やtipsを知っておきたい人は、tamiちゃんの記事さえ読めばなんとかなるので、そちらへ!!
(最後は他人任せ。笑)
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目の前は海で空気がとっても良い場所!
ふう。なんとかフォルケが終わるまでに後編を書き上げられて良かった。笑
いよいよフォルケで過ごす時間も残り1週間とラストパートに。
前半2ヶ月と、後半2ヶ月で体感スピードが全然違う!フォルケが終わった後に振り返ったらまた違う気持ちが湧き上がっているのかな?
その時はまた、ぜひ長い旅路になるかもしれないけれど、お付き合いいただけたら嬉しいです!
ではでは。
Fin
余談:フォルケに行く時期
この先は完全に余談なので、気になる人だけ良かったら。
ということで、フォルケに行きたいってなった時にいつの時期にフォルケに行く問題もあるけど、
私は行くまでの時間が空いてしまうと、なんだかもどかしいし、何より夜が短いのと寒いのは精神的にも影響ありそう!と思い、夏の時期一択で探すことに。
他の人も同じように時期で悩んでいたけど、夜が短い冬の時期をデンマークではどう過ごすのか。そこにデンマークのヒュッゲらしさを知るヒントあるのではと、あえて冬を選んでいる人もいたので、それは、それで素敵な選択。
ただ、特に私の学校がある地域はバーケーションでサマーハウスに戻ってくる人たちが多い場所だったから、冬になると、数少ないお店達がこぞって営業しなくなる。笑
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これで一番小さいサイズ。
BIGサイズは本当にとんでもない大きさ!笑
それはそれで、自分と向き合う時間にどっぷり浸れそうだなと思いつつ、夏とはまた全然違う雰囲気になるのだと思う!
ちなみに、私が通っていたフォルケは4か月ターム(5/5-8/23)だったけど、フォルケによって期間は異なる。
中にはショートコースの受け入れもあって、1週間だけのところもあるし、
直前すぎると埋まっていて参加できない可能性も高いけど、長期滞在が難しかったり、急遽デンマークに行くことが決まった時には探してみても良いかも!
余談:フォルケ申請から現地入りするまでの流れ
一応私が学校にアプライしてからフォルケに到着するまでの流れをざっくり記載。
<ざっくりスケジュール>
10月中旬頃:学校にアプライ
10月25日:空いていると学校から返信
11月18日:請求書の連絡
(支払い期限:2024年1月25日)
12月21日:WISEを経由して支払い
1月9日:支払い完了を確認し学校側にも連絡
1月17日:学生ビザ(ST1)取得のための案内
2月26日:オンライン申請を完了/デンマークビザ申請センターに連絡
3月4日:デンマークビザ申請センターで生体認証
3月27日:ビザの書類が自宅に到着
4月2日:日本を出国
5月4日:オランダ、ドイツ経由でデンマーク入り
5月5日:フォルケに到着
学生ビザの申請はもちろん英語で行うのだけど、
ほんっとうに手続き周りがめんどくさくて、億劫で寝かしに寝かした結果、めちゃギリギリで取りんだ。。。笑
なんとか、日本を出る4-5日前に届いたから良かったけど、日本を出国するまでに手元に学生ビザの書類が届かない疑惑もあり、かなりヒヤヒヤすることに。
もし似たようなタイプの人がいた時のために伝えておくと、学生ビザが出国までに間に合わなかったとしても、後から郵送してもらうという手もあるし、PDFにして学校で印刷するという手もある。
だから、万が一間に合わなさそうという人も、とりあえず、申請さえしていれば出国のタイミングで紙がなくても入国周りとかは大丈夫!
とはいえ、不安にはなると思うから、面倒なことは後回しにはせずにやっておくのが一番。(自戒の意味を込めて。笑)
あとは、本当に行ってしまえばなんとかなる!それでも不安はいつだって付きまとうと思うので、勇気が欲しい時には、遠慮なく連絡してください☺︎
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