【外国人と日本人 「約束」の違いについて】
前回の【走りながら考える欧米: 外資系企業のリアルな日常】の続きです。
さて、日本では一度目標設定するとそれを達成することに注力しすぎて、そもそもなぜその目標を立てたのか、到着すべき最終地点が忘れられがちと言うことを書きました。
今回はもっと人対人に落とし込んで書きたいなと思っての続きです。
海外に住み、外資で働き、外国の方々と付き合うようになって15年近く経ちました。その中で気づいたことがあります。
例えばなんですが、外国人の友人と会う約束をしていた場合、彼らは少しでも体調が良くなければほとんどの場合無理して来ることはないです。むしろ、躊躇することなく断ってきます。
もちろん、あまりにもしんどい時は誰もが休むべきです。
けど、日本人だと直前のキャンセルはあまりないし、あまり大したことなければちょっと無理してでも来ることもあると思います。
日本人の外国人に対するネガな印象で「わがまま」「自分勝手」というのはある意味こうゆうとこから来るのかなと思っていて。
ただ、彼らの良い点は、逆の立場(断られる側になった場合)でも柔軟に対応してくれることが多いことです。
もちろん日本の人もだけど、人によっては何となくその後フェードアウト気味になったりとか、メールでは「大丈夫だよー」といいつつなんとなくやりとりに圧を感じたり……。
約束取り付けて会うことひとつとっても、結構違いが明確なんですよね(⌒-⌒; )
そもそもどうしてこんな違いがでてくるんだろう?と考えてみたのですが、自分の中の答えの一つとして、彼らは「約束は変わるものでそれが自然なものだと受け止めている」のだと思うんです。
「約束は守るもの」という価値観自体は私たちと同じだけれど、約束が結ばれてそれが守られることが重要であり、そこへ辿り着くまでのプロセスは変わってもいい、そんな感じです。
(日本人同士だと約束に付随されるさまざまな要因 - 日時や場所など - も含んだすべてが「約束」であり、それを破ることは信用問題にもかかわる!的なニュアンスありませんか?)
どっちがいいかは人それぞれだけれど、「こうすべき」「ああすべき」は一旦置いといて、お互い堅苦しくなくコミュニケーション取れたら一番いいですよね。
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