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【目の前に手を出されたからお金をあげただけ】

日本にいると募金とかに疎くなる。募金は例えであって、言いたいことは「助けが必要な人たちに手を差し伸べる」ということについて。

「機会があれば」なんて言いながら、結局は行くところ行くところ目に入る欲しいものや食べたいものに気がいって、スマホを手にしては綺麗な景色の写真を眺め、次の旅行先について思いを巡らせることに誰もが忙しい気がしてならない。

とにかく日本にいると、いとも簡単に「自分中心ループ」にハマっていまうのです。

でも、貧富の差が激しい国、インドネシアの人たちは違いました。

https://ameblo.jp/lalalaselfcare/entry-12398595646.html

こちらのブログにもあるように(実体験も含まれていて非常にわかりやすかったのでご紹介✨)インドネシアは貧富の差がとても激しいです。とってもとっても激しいです。

ジャカルタの街中だけ見ればわかりずらいけれど、それでもショッピングモールに行ったところでそれほど人もいないし、モール内のレストランは割と空いてるし。

建物は綺麗だけど日本ほど活気が感じられず、快適な暮らしを共有できる人が少ない気がして、どこか寂しくなったりします。

そもそも、ショッピングモールにきて食事をして買い物ができるということ自体、インドネシアでは結構収入が高く、富裕層に相当するんです。

多くは未だにペーパーがないトイレを使っていたり、外食といえば上に風除け程度のシートが張られているところで食べたりします。

道を行けばトタン屋根の家も数えきれないほどあるのがインドネシア。

そんな貧富の差が激しい国では、もさもさな無精髭を生やしてどこからどうみてもホームレスにしか見えない人が堂々と物乞いしたりします。

この堂々と、というのがポイントで、日本人ならびっくりするくらい積極的にお金を乞うのです。

私も経験したけれど、外食中、ご飯を食べている最中に両手を差し出しながら近づいてきたり、(これはびっくりしたんだけど)車が赤信号で停車したときにすかさず近づいてきて窓を叩いたり。

流石に車の窓は安全性の理由から開けなかったけど、食事中の物乞いに関しては、一緒にいたインドネシア人の友人たちはみんな積極的に寄付していた。

ウザそうな顔をする子は1人もいなかった。かと言って慈悲を見せるような素振りをする子もいなかった。

誰かがボソッと毒を吐いたり、ドヤったり、「あのホームレスさ〜」などと陰口を叩くこともなかった。

まるでコンビニで余った小銭をレジ横の募金に入れるような、至って自然に、表情も変えずに、といった感じだった。

もし「目の前に手を出されたからただお金をあげたの。それだけ」と言われていたら「そっかー!そうだよねぇ!」なんてフツーに返していただろうくらいナチュラルに。

そういう友達を見ていると、日本の生活は豊かで発展してるけど人々の心も同じくらい豊かで発展してるのかな……そう思ってしまいました。

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