道路に設置されたライトの正体は
夜の田舎道を車で走っている時、
急なカーブが突然現れて、ヒヤッとした経験ありませんか?
僕は出身がど田舎だったので、実家に帰って運転する時、
よくこういったシチュエーションに出くわしていました。
僕はなんとか、今のところ事故は起こしてませんが、
事故に繋がってしまうことも多いようです。
そんな状況をなんとか減らすことは出来ないかと、
アルゼンチンの自動車保険会社がこんな施策を行っていました。
本来であれば自社の広告を照らしているはずのライトを、
道路の方に向け、危険なカーブを照らしたそうです。
メッセージには、この広告を見るよりも見なければならないものがあります
といった内容が。
問題を解決するいいアイデアだなと思いますが、
広告としては、暗い夜道で社名とかも見えないだろうから
良かったのか?・・・という感じですね。
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La Caja billboards / La Caja de Ahorro y Seguro (2019)
【クライアント】
La Caja de Ahorro y Seguro / アルゼンチンの保険会社
【参考URL】
https://youtu.be/5FN-LAWkfRk
【想定オリエン / 目的】
ブランドイメージの向上を図りたい
【想定ターゲット】
普段車の運転をする人々
【考え方】
自動車にまつわる事故原因を解消する
【想定インサイト】
田舎の夜道では、危険な暗いカーブよりも企業のポスターの方が明るく照らされている
【想定コアアイデア】
夜道を明るく照らす看板
【エグゼキューション】
田舎道の事故が多いカーブ地点に、証明機付きの看板を設置。
夜になるとライトが点灯するが、照らすのは看板ではなく
暗く視界の悪かった夜道。
「このカーブを見る方が、看板を見るより大切なことです。」
というメッセージを記載し、メッセージに気づいた人からの拡散を狙う。
【所感】
通常であれば自分を照らすはずの看板が夜道を照らしているという点が面白い。
保険会社が事故を減らすためにやっているという部分も納得感があって良いと思う。
ただ、夜は看板が見えない、しかも通る車も限られている田舎道ということもあって
広告としては少し機能性に欠ける気もした。
例えば、映像にもう少し力を入れて、こういった看板を増やそうみたいな運動に繋がれば
もう少しスケール感が出てこういったケースも増えるかもしれないと思った。
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