『戸田真琴Last Show -Sweet Sweet Beginning-』 1月31日、大好きな人の引退の日。 それはそれは美しいライブだった。ずっと、愛とは何かを伝えて続けてくれていた。6年半ずっと。 私は中学生までずっと胎児期で、高校生になってやっと“私”が生まれたと本気で思っている。高校1年生の冬にまこりんと出会った。だから、考え方とか言葉とか生き方とか、自我の8割くらいまこりんの影響を受けていて、人生の大半、まこりんを追いかけていた人生だったなと思う。 高校生
2022年5月29日日曜日、 初めて映画を観た日。 人生で初めて香水を買った。 初めての映画館で、場所がちょっとだけ怖かった。心臓が喉につっかえているみたいな感覚。イベント前はいつもそう。『永遠が通り過ぎていく』を観た。観るのをずっと待っていた映画。映画の途中にふわっと初めて買った香水の匂いがした。香水を付ける度にこの光と彩度の高い緑とオレンジと赤と青を思い出すんだろうな、なんて思った。 私には難しいよ、まこりん。って思ってた。でも、言葉の美しさとか映像の美しさにずっと飲み込
私、あなたのこと好きだよ。 好きだよ、を筋だよ、と打ってしまって笑って少し元気になってしまえたの、可愛いね。 私、優しいよね。よく気がつくよね。いい子って言われたいけど、言われると何を知っているのと反論したくなる、天邪鬼。私のこと、全部知って欲しいけど、絶対理解できないよ。私は私だけのものだから、他人がわかったふりしないで。わかったような口を利いてんじゃねぇよ。本当は口が悪いのよ。でも、口悪いってあなたが言わないで。 面倒でしょう、私。自分も手を焼いているの。手がかかるほど可
長方形に溶けてゆく時間。 月が始まり月が終わる。枯れ木には花が咲いて緑が宿った。 何度も何度もなんども。唱えたとて変わらない。 私は、僕は、ずっと弱い。 落ちるところまで落ちた。堕ちた。堕落怠惰。 どうせ生きるなら、と思うけれど、何もしなくても生きていけてしまうから。空っぽな頭。なぞることしかしていない。できない。 死んでほしい。遺棄した死体でゾンビになった。頭を撃ち貫いても殺せない。 殺したいな。 なにもしたくない。怖いものだらけ、コンプレックスだらけで死にたくなる。
古今東西 いえーい 丁寧な生き方・上手な生き方 いえーい 早寝早起き、部屋が綺麗、家具や持ち物に統一感がある、一週間に一冊は本を読む、課題を余裕をもって終わらせられる、こつこつノートにまとめる、ベット以外の場所で寝ない、バイトから帰ってきてすぐにお風呂に入れる、お風呂上がりのスキンケアがしっかりできる、髪を乾かす、しわや毛玉のない服、絶対着替える(一日パジャマってことが無い)、毎日メイク、爪・手が綺麗、体重や食事摂取の自己管理ができる、誰とでも程よく話せる、来る者ある一定
脳内にWordが実装されて欲しい。 自分の言葉が時差なく可視化されて欲しい。 一字一句逃がしたくない。 帰り道、日が落ちるのもどんどんと早くなって、同じ電車に乗って帰っているはずなのに、もう私が帰る時間は“夕方”ではなく“夜”になっている。 電子機器の使い過ぎでさらに遠くがぼやけて見えるようになった。 夜道を照らす電灯がライブの照明、レーザービームみたい。光がいろんな方向に鋭い線を伸ばす。今日は風が強くて涙が滲んで、光源を囲むように線が柔らかな曲線を描いていた。 受精卵、
余裕ない。 タスクに潰されそうになる。死にたくもなる。 上手く生きたい、息したい、遺棄したい、 遺棄した死体に息した死体。 いわゆるゾンビ。腐敗。壊死。 壊死した細胞は切り落とすほかない。 怠惰で自分が死んでゆく。殺していっていると言うほうがむしろ正しい。 どこにもいけないこと、自由な時間が増えたことにずっと甘えていた。 そのツケが廻ってきたの。 私はいつだってそう。 ランドセル背負っていた時の方がずっと一生懸命に生きていた気がする。 生きていることに胡坐をかいている。
なにか物語を、詩を紡いでみたかった。 AM2:46 いつの間にか明日が今日になっていた。自分の呼吸の音すらはっきりと聞こえるほど静かで、もうこの世界には自分一人しか残されていないように思えて、少し肌寒い。静けさが気になるが、テレビのリモコンを取りに立つのも面倒だった。メッセージのやりとりはずっと君のターンのまま。スマホを握りしめて、文字の、情報の海を漂っていることだけに安心した。 君じゃなければ誰でもよかった。 すっかり色落ちした髪とかけたネイル。 眠いのに寝たくなくて
数枚のオブラートを通って降り注いでいるような、柔らかな冬の陽 こんな日は毛布の上でひなたぼっこがしたい どうして決まった時間から決まった時間分座っていなければいけないの 先生の話がただのBGM、世界平和は願っている 自分が決めたことで、自分のわずかな意志と理性でここにいるけれど、投げ出したくなることは一カ月に数回はある 今日はそのうちの一回 もう投げ出してしまおうか 一度投げ出したくらいで死なない、終わらない でも、臆病で心配症な僕だから変わらないよ 制服で守られているうち
あなたに向けて手紙を書きたかった。 でも、誰かに向けた言葉はいつだって薄っぺらくて、違和感があった。 だから、私はここでひとりごと。 忘れないでいて欲しいのは、ここでの君やあなたへの言葉は紛れもなく、あなたに向けられていて、僕や私は、私だということ。 例外はない。約束しよう。 あなたが優しい夢の中にいること、豊かに感情を動かしていること、 ずっと願っている。 何者にもなににも邪魔されぬこと、いのちを削られることなど、微塵もありませんように。たとえ転んでしまっても傷口がずっ
“ 光はつねに、最上の愛していると 真実のさようならを告げています。 空をどこまで飛んで行って あなたと違う時間を生きても。 私は軽く、強く、 孤独に延び続けるさみしい彗星です。 そして、私は、かつてあなたでありました。 ” 今までもこれからもずっと大好きで大切な女の子の言葉。 この言葉を読むと細胞レベルで安心する。 お守りみたいな、小さい頃それがないと眠れなかった優しいふわふわの薄い毛布みたいな、午後14時くらいの温かい陽だまりみたいな、母が歌ってくれた子守唄みたい
隣にいた君がずっと遠くに感じたこと、どうしようもなく寂しくて羨ましかった。 カメラのフラッシュが眩しくて目が開けられなかった。 酒瓶で通して見た景色は歪んでいて、酔った。 燻らせた煙草の煙で前が見えなくなった。 いつまでも僕は君に追いつけない。 あの日、君のそばで泣かなかったこと、ずっと後悔している。困らせたかったわけじゃない。ただ好きだっただけだよ。 チョコレートの味は知らないまま、数年経った。もう忘れてしまっているでしょう。私もきっと忘れている。 意味のない羅列。螺
君の柔らかい部分を、気持ち悪い部分を、私だけが知っていて、 私のそういうところ、君だけが知っていてね。 愛が愛らしい形をしているとは限らない。誰が決めたの。 愛は甘くもどこか鋭利で、君をずたずたに切りつける。 でも、痛みは何よりも生きていることを知らしめてくれるから癖になる。 可愛いね、可愛そうだね。麻薬みたい。依存する。 傷口から赤よりも黒、黒よりもピンク色の君の体液をみた。 甘すぎたいちごミルク 塩をいれればよかったの? 世界は簡単じゃないけれど単純で、君が幸せならそ
熱を持たないけれど、けして冷たくもない、 体温よりも幾分か低い温度の涙が伝ったのがわかった。 悲しくもない、悔しくもない、怒りも絶望も興奮も嬉しいも楽しいも含まれない、 不純物のない、透明な涙が両目一粒ずつ。 この涙を最大限に具現化して、 保存ができたら、 世界で一番美しいものになるのに。 なんて思う。 今、心がすごく穏やかだ。何も動いていない。どうしてだろう。 なにも私を邪魔しないで。動かさないで。近寄らないで。消費しないで。 (2020.10.22)
受容は怠惰、怠惰は退化、退化は腐敗、腐敗は失望。 ああ、死にたい。 退屈退屈って言っているだけ、なにでもできることやることやらなきゃいけないことは尽きない。 感染症を理由にしてもできることはもっとあった。 もっと遊べる勉強できる綺麗にできる快適にできる取り込める生産できる できるできるできる、なんでも。だって私は健康だもん。 でも、受容を選んだのは自分。どれだけの時間無駄にしてきたのか。 私が呆れた顔で大きな溜め息を吐いた。 どうして私は学ばないのだろうね、といつもの言葉が
幾分か身体が軽くなった気がする。 全部吐き出してしまえたとき、私は私のことが愛おしくて仕方なくなる。パソコンの時間にこうして吐き出していたこと、かなり必要なことだったんだな。赤線とか緑線が少し気になるけれど。好きに書かせてよ、堅物ね。 全部無くなったと思っていても、体と心があるだけで十分だよ。ずっとずっと繰り返している。螺旋階段みたい。同じだと思っていても少しずつでも上に進んでいるといいな。 死は私たちに愛を遺す。 プラスの愛もマイナスの愛もそのどちらでもない愛も。死んで