【組織改革】変えたくても変えられない。中小企業が改革できない6つの思考とは?
自己紹介でも書きましたが、私は大手企業から中止企業へと転職してきました。
そこで、気づいたショックな出来事は教育制度などの研修意識が低いことでした。
もちろん、私以外にも会社の改革をしようとしている人がいたにも関わらずです。
では、なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。
その理由として、私は大きく6つの反発する思考が関与していたと考えています。
今回は、それら6つの思考に対するご紹介をさせていただき、組織内での働き方について疑問を持っている方が知識や会社への思考を整理する時の参考になればと思っています。
少しでも参考になった方は“スキ”をもらえると嬉しいです。
~組織で改革していない会社の特徴、6つの反発する思考とは?~
主に改革しようとしていない会社の特徴としては、以下の6つの思考が関係していると考えられます。
①「こういうものだという思いこみ」
②「わかっていても実行しない、実行できない」
③「仕組み化ができていない」
④「知識が足りていない」
⑤「あきらめている」
⑥「コミュニケーションが足りていない」
特に私の会社では、すべてが当てはまっていました。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①「こういうものだという思い込み」
私が衝撃的だったのは、「社員教育を現場の店長にもしてもらうようにしたらいかがでしょうか」と提案した時に「うちの会社は人事部がやるって決まってることだから」と幹部の方々がおっしゃっていたことです。
つまり、特に強かったのが現状を変えない、このままがいいと肯定する思い込みの思考です。
過去に何か経緯があって、そういう決まりになったのでしょうが私はもともと大手起業でやっており、特に時代の流れにそって業界のやり方も変えるべきだと勉強してきました。
この考え方がないと、コロナの影響でどんどん衰退してく業界もある中で、時代の流れに取り残されてしまう可能性もあるということになります。
②「わかっていても実行しない、実行できない」
そして、わかっていても行動できないという思考もあります。
言葉でいくら説明しても、誰もやらなければ意味がありません。
例えば、中途採用が多く、ワンマン社長であれば多く起こることらしいですが、「社長が許可をださないからできない」「自分のメリットにならないのであれば、やる必要がない」と考える方が多かったそうです。
そもそも、そのような考え方ではマネジメントもできません。
③「仕組み化ができていない」
これは、PDCAサイクルがうまく回せていないことで起こる思考です。
例えば、「イラストを作る」ことが得意であったり、「文章を考える」ことが得意だったり、「接客業・サービス」が得意だったりと人によって得意・不得意は違っています。
最低限のPDCAサイクルを回せる人たちの中から、さらに”個性”を伸ばすことができていないと、属人的な人ばかりが育ってしまい、仕組み化することができません。
④「知識が足りていない」
そして、そのような教育制度が十分進歩していない中小企業で起こりえるのは、「教えてもらえていないからわからない」という人たちがそのまま昇進してしまうことです。
例えば、会議で話し合うとしても、グループディスカッションの仕方自体がわからないため、論点がズレたり、目的が不明確であったりしてただ時間が過ぎていくということが起こりかねないのです。
ある程度は、教育も外部の会社の介入を求めるなどの新しい風を吹かせることも必要でしょう。
⑤「あきらめている」
あなたの周りに無気力なことをいったり、無責任な言葉を話したり、他人のせいにする人はいませんか?
例えば、幹部や上司がそのようなことばを発していたら部下はどのように思うでしょうか?
誰にでも、弱音を吐きたいなどストレスが溜まっている瞬間というのはあります。
ただ、マネージャーという立ち位置にいる人達はそれを表に出さず、時には仮面をかぶって業務を遂行することも必要です。
⑥「コミュニケーションが足りていない」
そして、最後がホウレンソウ(報告、連絡、相談)の大切さと、相手への思いやりです。
信頼関係が築けていないと、報告をしてもらえませんし、正しい情報共有ができていないと部下もこちらの要望に応えてくれません。
上司と部下の信頼関係を結び、そこからコミュニケーションを高めることができれば、仕事を通じて部下のやりがいも育てることができるようになります。
〜最後に〜
いかがですか?
中小企業としてはこれらの思考が残っていることは当たり前です。
では、どうすれば会社を変えることができるか?
それは、まず自分を変えて、相手を変えるように仕向ければいいのです。
それができるのが、マネージャーという役職です。
次の記事では、どのように自分を変えていけばいいのかを紹介していきます。