澤井周 / エアロネクスト / TopoLogic / CIRQ IP

弁理士・博士(工学)。素材メーカ→博士課程→特許事務所→企業知財を経て、スタートアップ…

澤井周 / エアロネクスト / TopoLogic / CIRQ IP

弁理士・博士(工学)。素材メーカ→博士課程→特許事務所→企業知財を経て、スタートアップ知財支援を行う特許事務所(Oneip)に参画。 現在はドローン・大学発DeepTechの知財・経営に参画中。スタートアップと知財の狭間で奮闘中。 https://cirq.jp/

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  • スタートアップの人が知財を知りたかったらまずここ

    スタートアップ界隈(起業家・投資家)で、特にものつくりやディープテックに関わっていて、特許とか商標とか、知財をやらなきゃと言われつつもどうすれば・・・という方にぜひお読みいただきたいマガジンです。 更新頻度は不定期ですが、ちょこちょこTipsや専門家との付き合い方などを更新していきます。

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スタートアップの知財との付き合い方その①:最初が一番大事

 近所のスーパー銭湯に来ています。サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→炭酸風呂という交互浴コンボを決めてだいぶリラックスしております。眠い。  前回のnoteで、「スタートアップこそ知財」という話をさせていただきました。スタートアップがコミットして得られる成果はまるまる知財だよ、ということでした。今回からは、そんな知財との付き合い方について、シリーズで書いていきます。付き合い方とは、そもそも何が知財なのか、どんな知財を権利として保護すべきか、どんな段階でやるべき

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      スタートアップの知財支援ってどうなの?

      知財実務オンラインでお話をさせていただきました。 スタートアップへの知財支援の必要性が謳われてもう数年経ちますが、知財実務者にとってちょっと馴染みの薄いこの領域。 正直いまだに人手が足りていません。 この動画では、いわゆる「知財戦略」的な話は少なめにし、実際にスタートアップの知財支援をするということがどういうことなのか、 澤井の経験をもとにいろいろ実体験やキャリアについて説明をしております。 ここの動画で説明しきれなかったこと等含めて、数回に分けてテキストで解説する予定です! お楽しみにー。

      • スタートアップの知財支援の話から、働き方とかまで

        この記事は、知財系Advent Calendar 2020の企画に関するエントリでございます。このAdvent Calendar、毎年こっそり楽しみにして読んでいます。 知財という仕事の幅の広さや、いろんな方の知財に関するスタンスとか、知財実務のノウハウとか、知財のキャリアの話とかカタルシスとか、普段自分の業務をやっているだけでは得ることができない様々な知見がブワーッと飛び込んでくるので、本当に面白いです。 で、自分でもなんか書くか〜ということで今回エントリーさせていただ

        • スタートアップが利用したい特許庁等の制度②審査編(5/27追記)

           第二回は特許の審査における優遇制度です。  まず特許出願の制度のおさらいからです。特許は出願したあとに「出願審査請求」の手続が必要になります。原則として出願の日から3年以内であれば、いつでもできます。この審査請求の手続を行って、はじめて特許庁の審査官の審査を受けるレーンに並ぶことになります(なお意匠や商標は、出願したら自動的に審査の列に並びます)。審査請求にかかる費用は前回の記事のとおり、通常15万円前後ですが、中小企業やスタートアップなら、減免(1/2〜1/3)を受ける

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        スタートアップの知財との付き合い方その①:最初が一番大事

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        • スタートアップの人が知財を知りたかったらまずここ
          11本

        記事

          スタートアップが利用したい特許庁等の制度①お金編

           ご無沙汰しております。前回(3月)の投稿から随分と間が空いてしまいました。年度末/年度明けの繁忙期に加えて、コロナウイルス感染症対策を含めたリモートワーク環境の整備やら運用やらでバタバタしておりました。  前回の終わりに「特許庁等の使える制度」の話を次回はしようかな、ということを書いていましたので、今回はそのお話をします。3回に分ける予定でございます。予定としては、 ・第1回(今回) お金 ・第2回     審査の優遇 で考えております。なお、タイトルで特許庁「等」と

          スタートアップが利用したい特許庁等の制度①お金編

          スタートアップが特許を(がっつり)取るのに、いつ、どれくらいお金がかかるのか

           3月、繁忙期ですっかりご無沙汰しておりました。今日はお金の話です。スマホで書いてるので、ちょっと殴り書き感になりますがご容赦ください。  スタートアップがなぜ特許を取るのか、という話は、これまでもいろいろな方が語っています。最近ですと、法律事務所ZeLo・外国法共同事業の弁理士の青木先生が、スタートアップの調達ラウンドに応じた特許出願戦略について記事を書かれています。基本的な方針として重要なことが詳細に記載されているので、全てのスタートアップに当てはめることはできるかはケ

          スタートアップが特許を(がっつり)取るのに、いつ、どれくらいお金がかかるのか

          スタートアップの知財との付き合い方その③:「IP経営」とは?

           知財の業界は、クライアントが大企業であってもスタートアップであっても、この時期が超繁忙期でございます。予算の消化や事業の進展、体制変更、新サービスリリースなどなど、新年度を控えるこの時期は、集大成?としての出願業務に追われるのが世の常です。弁理士が季節労働者とも言われる所以です。  というのを言い訳にnoteの更新をだいぶ怠ってしまいました。。。かと言ってクライアントの皆様のご依頼に応えることが第一ということもあり、なかなか手を付けられずにいました。今年から天皇誕生日が2

          スタートアップの知財との付き合い方その③:「IP経営」とは?

          スタートアップのピッチで伝えるべき内容=事業戦略そのもの=知財も必要という雑な考察について(twitterでまとめました)

          「起業の科学」でおなじみの田所さんがこんなことをつぶやいていました。  先日初めてスタートアップのピッチイベント(自分が喋ったピッチはクローズドですが)に参加しましたが、5分で自分のビジネスを他者に理解してもらって、場合によっては出資してもらって、、、というところまでつなげるのは大変だなぁ。。。と思いました。小並感。  それはさておき、田所さんの仰ることは理解できます(ただこれを5分で全部しゃべるのはしんどくないですか・・・?)。事業戦略の要点そのものだと思います。  

          スタートアップのピッチで伝えるべき内容=事業戦略そのもの=知財も必要という雑な考察について(twitterでまとめました)

          スタートアップの知財との付き合い方その②:エンジェル/シード期の知財費用について

           前回はスタートアップにとって知財は最初が肝心、という話をしました。ところが、最初に商標や特許を取ろうとしても、その予算があるの・・・?という状況に、多くのスタートアップが遭遇すると思います。  お金ですが、基本的に特許権や商標権を取得しようとすると、①特許庁の手数料と、②特許事務所の代理費用がかかります。事務所によっても費用は変わってきますが、特許1件を取るのにだいたい60万円~80万円、商標1件では10万円~20万円ほどかかります(前回の写し)  特に自己資金だけで立

          スタートアップの知財との付き合い方その②:エンジェル/シード期の知財費用について

          「スタートアップこそ知財」の意味

           こんにちは。  私がiPLAB Startupsに参画するタイミングあたりから、スタートアップの知財への注目度が高まってきたように思います。特許庁のIP BASEをはじめとして、スタートアップとの関わりの大きい特許事務所やメディアが「スタートアップこそ知財」を重視せよと積極的に呼びかけを行っております。2019年くらいから急激に取り上げられることが多くなったように感じます。おかげさまで多くのスタートアップの皆様からご相談をいただいております。 なんでスタートアップ「こそ

          「スタートアップこそ知財」の意味

          スタートアップの知財を支援してます

           noteに手を付けたのに、その後少しいろいろなことがあり過ぎまして、結局放置していました。  昨年の5月から特許業務法人iPLAB Startupsという特許事務所に勤務しております。名前からして、如何にもスタートアップの知財に関係しそうな仕事をしているように見えますが、まさにそのとおりです。スタートアップの知財支援をがっつり行っています。  ただ一言でスタートアップと言っても、まだ起業して間もない(起業前のケースも?)pre-seedの段階から、もうすぐEXIT見えて

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          ここでは知財のはなしをします

          私と知財はじめまして、しゅと申します。知財の仕事を足掛け4年ほどやっています。その前は大学院で機械と材料の中間領域の研究をしていました。さらにその前は素材メーカーで働いていました。 知財の仕事を始めたきっかけは・・・特にありません。本当は研究職に就きたかったのですが、世はポスドク戦国時代。(なかったことはなかったけれでも)希望する仕事につけず、なんとか食い扶持を繋ごうとたどり着いたのが特許事務所の仕事でした。 特許を取れば億万長者になれる!だの、特許の制度とかほんとクソ(

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