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特別展「ハリーポッターと魔法の歴史」に行った話

こんばんは、ウニちゃんです。

今日は、兵庫県立美術館にて開催中の特別展「ハリーポッターと魔法の歴史」(9/11~11/7)を見に行ってきた。素敵なものが見られたので、感じたことを言葉に記しておこうと思う。

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https://www.artm.pref.hyogo.jp/ (兵庫県立美術館HP)

展覧会の構成は、「薬草学」や「呪文学」、「占い学」をはじめとして全10章に分かれており、原作者J.K.ローリングの直筆原稿やスケッチに加え、大英図書館が所蔵する貴重な書籍や資料などが紹介されていた。

資料の展示を通して、ハリーポッターの元ネタというか、ハリーポッターの世界が生まれた背景にある超自然的なものを感じることができた。


感想1「昔の人は適当なこと描いてたんだなあ」

「魔法」「呪文」「占い」「魔法生物」など、超自然的なテーマの展示が並ぶ中で、この感想がふと頭に浮かんだ。

私の生きる現代では、「魔法」をはじめとする超自然的なものを信じている人はほとんどいないし、そういう話を認識していても当然のように、「迷信だ」「伝説だ」と考えている。

それは至極まっとうなことである。なぜなら、そんなもの見たことも感じたこともないからである。映画・小説で「ハリーポッター」という魔法の世界を目の当たりにしてもなお、誰もが現実にはありえないということを前提に異質な世界観を楽しんでいるだろう。

超自然的なものを「見たことがない」、それは昔の人も一緒だったはず。なのに、偉い人の本だとか絵画だとかで解説されているからと言って、「魔法」「呪文」ましてや「魔法生物」までも信じていたことが私には想像しがたいことだった。

科学が発達していなった時代に、人々が超自然的な物事を信じた背景には、今日の特別展で見た、資料があったのか。影響力の大きい偉い人たちはは何を根拠にそういった本・絵画をはじめとした資料を作成していたのだろうか。

もしかして、本当にヒッポグリフや不死鳥とかが存在してたのかなあ。



感想2「ハリーポッターの世界はちゃんと歴史に紐づいてるんだなあ」


ハリーポッターの映画自体は、2年ほど前にシリーズを一気見した。

物語は、後半が難しくて正直理解できていない気もするので、ハリーポッターファンの子に解説係を頼んで、もう一度見返そうと思っている。

その時は、何気なく見ていたヒッポグリフや変わった蛇、引っこ抜くと奇声をあげる植物などといった様々な魔法生物たち。

当時私は、それを見ても、直接意識はしなかったものの、どれもこれも作者の創り出したキャラクターであると考えていた気がする。

しかし、それらのキャラクターはきちんと歴史に基づいていたのだ。

例えば、引っこ抜くと奇声をあげるマンゴラドラに関しては、中世ヨーロッパの時代から、マンドラゴラを引き抜くと叫び声を上げ、それを聞いた人は死んでしまうとの言い伝えが残っているという背景があった。

ヒッポグリフなどのその他魔法生物のスケッチや記録も残っており、展示されていた。

ハリーポッターの物語及びキャラクターが歴史的な背景からインスピレーションを得ていたことは初めて認識したし、意外でもあった。




感想3「ウォーターハウスさんかっこいい!」


今回の特別展で一番印象に残っていて、もちろんポストカードも購入した展示品は、

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「魔法円」という大きな絵画である。

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この絵を見たとき、鍋から立ちこめる煙?の描写の美しさに目を奪われて一気に引き込まれた。

魔女と思われる中央の女性が描く、魔法円。

その円の内側には、女性本人、花などのモチーフによるポジティブな印象。

反対にその円の外側にはカラス・カエルなどの悪いモチーフや、暗い世界が広がっており、ネガティブな印象。

わかりやすい表現で、絵画初心者の私にもスッと入ってきた絵画であった。


興味をもってwebで調べてみたが、いまいちこの作品は解明されてなくて、分からないことが多いみたい。

そんなミステリアスな感じも魅力的。



私の表現力ではとても伝えきれない、魅力的な特別展でした。

以上、絵画初心者大学生による、特別展「ハリーポッターと魔法の歴史」レビューでした。

ではまた。


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