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真っ白で簡潔

SNS断ちをしていると、言葉の姿をした思考が頭の中に溜まっていきますね。というわけで普通に日記を書きます。


快晴の土曜日です。
昨日は出社日だったので結構頑張って早起きをしたのですが、その流れで今朝も休日にしては早朝という時刻に目が覚めてしまったので、思い立って近所を散歩しました。もこもこに着込んでマフラーもぐるぐるに巻いて。
うちの部屋の窓は南寄りの南西を向いているのですが、隣家がある影響で西の空は見えないんですよ。だから外に出て西を向いた瞬間、真っ白でまんまるなお月さまが抜群の存在感を放ちながら空に浮かんでいてしばし見入りました。昨日が満月だったみたいですね。その余韻のように雲一つない空にぽっかり浮かぶお月さま。
ぽっかり、って言い回しお月さまに対して以外に使われる事ってあるのかな? と今ふと気になって調べたら「心にぽっかりと穴が開く」という例文が出てきた。なるほど。私の中ではお月さま専用にしよう。
お散歩は寒かったけど楽しかったです。ずんずん歩くうちに霜柱を見つけたのでざくざく感を堪能しました。いつ以来だろう…。


帰宅して朝ごはんを食べてノートパソコンをひらいたら唐突に「後楽園ホールの近くに住みたい」という欲がふつふつと湧き上がり、試しにグーグルの検索窓に「茗荷谷」と入力。
サジェストに「茗荷谷 賃貸」が出てきたのでそのまま検索したら、不動産会社が運営する東京都内の各エリアの紹介サイトが出てきたのでしばし読み耽りました。
今のおうちは2019年の8月から住んでいるんですが、テレワークが始まった事を筆頭に当時とは状況がガラッと変わってしまったので、更新せずに引っ越しをしようと目論んでいます。だから最近いろいろ調べているし物を減らす事も心がけている。
自室も好きだし旅行も好き、書くのも読むのも好きって欲張りすぎですかね。自分の時間は自分でコントロールしなければなと痛感する機会が最近増えた。


朝のお散歩の時にコンビニで発汗入浴剤を買ったのでお風呂に浸かりました。
今は15時40分、換気がてら窓を開けて毛布にくるまった状態でこれを書いているのですが、普段ならキーを打つ両手からどんどん冷えていくのに時間が経った今でも全然そんなこと無いのであの入浴剤優秀です。きき湯の発汗を前面に押し出した真っ赤なやつ。
お風呂に浸かりつつ二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』を読み始めました。まだ序盤なのでとても穏やかな心で読める。昨日読み終わったショウペンハウエル『読書について 他二篇』で多読への警鐘を鳴らす文章を読んだ連想で、生きた日数以上の本を読んだ人の日記を読み返したくなったと自己分析しています。
お風呂あがりに自分の全身からいつも以上に勢いよく湯気が立ち上る光景がなんだか新鮮でしばし見入りました。おそらくは寒暖差が成せる業。腕を窓側にかざしたら湯気が光を帯びて身体が発光しているように見えなくもなかった。


今週号の『週刊プロレス』のSANADA選手のコメントを読んで、これは新参で観客であるわたしには無い視点だなと感じて嬉しくなりました。
謙遜も度が過ぎれば卑屈になったりするものだし。
ぜひともこの現役プロレスラーならではの反論を掲げてほしいけれど、でも言わないんだろうなきっと。