
ドッグイア #3『君の空、僕の空』
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君の空、僕の空
ねぇ、君の空はどんな色?
君の目を通して、心を映して
君の空の色を教えて
ほら、よく見て
空の色は、ひとつじゃないよ
その絵の具を、たくさん使って
君の空の色を教えて
僕の空の色も教えてあげるから
二度と同じ色は現れない
いま、この瞬間の空
●空) 六一〇二七-一一二四
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みなさんこんにちは、さいさいです!
先日、とうきびコロッケS 結成1周年を迎えることができました。
今後も、遥々岬さんと一緒に楽しく、のんびり心の旅をして行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします📝
さて、今回の題材は空、そして絵の具で表現する空色です。
テーマカラーは【空色*カラーコード#a0d8ef 】です。
今回は10月の報告レポートでもお話しした、空を見上げるようになったきっかけについて…少し長くなるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
わたしがまだ学生のころ、地域の子どもたちと関わる機会がありました。
その日はたまたま風景をスケッチして、絵の具で色をつける日で。自分の座っている場所から見えるものを自由に描きましょう、みたいな感じだったと記憶しています。
子どもたちは思い思いに建物であったり近くのお花を描いていたり、楽しく過ごしていました。
みんながどんな絵を描いているか気になって、ぷらぷらと見回っていたところ、空の色を塗ろうとしていた子がいました。
その手には青と白の絵の具。混ぜて空の色を作って塗るのでしょう、わたしも子どもなら同じことをする。はて、何の疑問もなく素通りしようとしたときのこと。
とある大人が、その子に話しかけていました。
"よく見てごらん、空の色はひとつじゃないよ。"
いまとなっては何も間違ったことは言っていないし、何なら当たり前のことを言っているので気にもとめないと思いますが、その言葉が学生のわたしにとっては衝撃だったのです。
空の色はひとつじゃないよ、ってどういうこと?、と。
その言葉に不思議に思いながら、わたしも子どもと一緒に空を見ました。そのとき、パッと目にした空の色と、少し目線を遠くにやったときの空の色は、確かに違ったのです。
後ろを振り向いた、その方向の空の色もまるで違う。
そしてまた時間が経つにつれ、空の色はどんどん変わっていく。天気によっても、まったく違う空の色が見えてくる。
普段手元のスマホと足元ばかり見ていたわたしは、いままで何を見ていたのだろうとハッとさせられ、その日から毎日空を見上げるようになるのです。
話は戻りますが、先ほどの子はアドバイスをくれた大人の言葉を聞いて、自分が見て感じた空の色をパレットの上でたくさん作り、塗り広げていました。
わたしがその場で一緒に空を描いたら、果たして同じ色になったかと言われると少し違う気もします。人それぞれ見えかた、感性があり、表現できる空の色も違う。
この考えは空の色だけじゃない。
すべての物事に通じるのだろうなと気づかされました。
人の数だけ見えるもの、考えるもの、感じるものがある。いろんなとらえ方ができるのだと。
自分を一方的に押し付けるのも良くないし、相手を受け入れるだけでもおもしろくない。
ひとつにこだわるのではなく、柔軟に物事をとらえることをそこから学んで、大人になった現在のわたしがいます。
いまでも考えが片寄りそうなとき、迷いがあるとき、空に相談したりします。いまでは、1日に何回も空を見上げるほど、空が好きになりました。
雲ひとつないスッキリとした青空も好きですが、朝焼けや夕焼けのような、時間とともに色合いが変わっていく空がわたしは大好きです。
みなさんの、今日の空の色は何色ですか?
それでは、またお会いしましょう!
遥々岬さんにバトンタッチです🤸🤸♂️🤸♀️