いつかは溶ける
優しい映画を観ました。
よく行く映画館から家まで、
40分くらいかかるんですけど、
ほぼ一本道なのでいつも歩いて帰ります。
都会のはずなのに、人が居なくて助かります。
映画を観た時は多くの場合、心が閉鎖的になるからです。
夜明けの話が印象深い映画でした。
絶対ここじゃねえのに、ってポイントで沢山涙が出てしまって、鼻が真っ赤になってしまっています。
苦手なものが沢山あります。
それは勿論誰にでも。
私は自分の苦手なことが、人に知られるのが少し恥ずかしいです。
恥ずかしいと言うか、なんだか大罪を犯したような気持ちになると言うか。
私が優しいと思う人が、よく人から淡白だと言われているのを耳にします。
その人の優しさがこのまま誰にも気付かれなければ良い、と邪な気持ちを抱きながらも、私はその都度その人の優しさについてやたらとプレゼンしてしまいます。
誰にとっても要らないことだな、と思います。
どうしても出来ないことが沢山あります。
でもそれが出来なくては生きていけないと感じて、なんでも出来るフリをよくしてしまいます。
雪が積もっていくようだ、とよく感じます。
もうこの雪は一生溶けることはなく、私はそこに埋まってしまって、誰にも気付かれずに死んでいくのかもしれない、とよく思います。
そんなわけないのに。
そういう事を、普段すぐに忘れて参ってしまうのですが、優しい映画が思い出させてくれました。良いタイミングでした。
わざわざ雪の話をしてるのは、ネタバレ抑制なので気にしないでください。
私はよく、自分が書いているこのノートに助けられています。
ダメになって、大丈夫になって、を繰り返しているのがよく分かる。
そしてそれは他の誰でもない私自身の記録であるからこそ、心底救われます。
今日がまた、いつかの私を救えるようにここに記録します。
好きな人が、心理的安全性の話をしてくれました。
私はその人と生涯を共にすることは、きっと出来ないのだろうと今は思います。
それでも最後まで、自分のままでいられたら、彼の不安は軽減され続けるのかもしれないとも思います。
これは前向きな話です。
誰かの幸せに貢献し続けることは出来ないかもしれないけれど、不安を減らす材料になれたら、私はそれで満足なのかもしれないと今は思います。
私の不安は、誰がどうしたってなくなってくれるものではありません。
私が私と、これからも向き合っていこうと思います。
大それたことを書きたいのに、手が悴んで文字が打てん。
明日も今まで通り、どうにかなるよ。
おやすみなさい。
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